レースリポート
大村ヴィーナス準優は3号艇の勝浦真帆、滝川真由子、樋口由加里がカギ握る
2023.10.14
ボートレース大村(ナイター)のヴィーナスシリーズ(10月10日~15日開催)は13日、4日目が終わって予選ラウンドが終了。14日に行われる準優勝戦のメンバーが決まった。枠番とデビュー以来の通算優出回数と優勝回数は以下のとおり。
<大村 5日目 9R 準優勝戦>
1号艇 田口 節子(岡山)228優出69V
2号艇 深見亜由美(愛知) 0優出 0V
3号艇 勝浦 真帆(岡山) 7優出 0V
4号艇 新田 芳美(徳島)111優出17V
5号艇 池田 紫乃(長崎) 56優出 3V
6号艇 伊藤 玲奈(福岡) 2優出 1V
※()内は支部
9Rは3号艇の勝浦真帆(岡山27歳)【冒頭の写真】に注目したい。2・5・1・1・4・2着で予選8位通過。ここまで6走でトップスタートが5本と安定したスタートが光っている。準優3号艇でセンターから一気に攻め切る可能性は十分だろう。
勝浦はデビュー通算7優出をマークしているが、そのうち2優出が大村と当地好相性。2018年の大村男女ダブル戦では準優で3コースからコンマ03のトップスタートを決めて豪快にまくり、3連単4万円台の高配当を出してデビュー初優出を飾っている。その再現を狙いたいところだ。
<大村 5日目 10R 準優勝戦>
1号艇 川野 芽唯(福岡)79優出14V
2号艇 深川麻奈美(福岡)35優出 2V
3号艇 滝川真由子(長崎)21優出 3V
4号艇 関野 文(大阪)10優出 0V
5号艇 山口真喜子(長崎) 1優出 0V
6号艇 野田部宏子(福岡) 4優出 0V
10Rは予選トップ通過の川野芽唯が1号艇で登場する。2連対率1位のエースモーター19号機を駆り、7走すべて展示1番時計という前評判どおりの超快速パワーを披露。1・6・1・1・1・3・1着のピンラッシュでV争いの主導権を握った。
川野は今年これまで準優1号艇が6回あるが、5・1・1・1・2・3着で1着率50%と相性いまひとつ。2月の蒲郡レディースオールスターでは予選3位通過も準優1号艇で5着に敗れ、8月の津レディースチャンピオンでは予選1位通過も準優1号艇で2着に終わるなど、勝負どころで悔しい結果を味わってきた。今節はきっちり勝ち切って優勝戦ポールポジションをつかみたい。
侮れないのは3号艇の滝川真由子(長崎36歳)【写真下】か。今節手にしたモーター55号機は、7月のオールレディースで浜田亜理沙が乗って優勝した注目機。今節ここまで7走で展示1番時計が6本と舟足軽快だ。川野の19号機と滝川の55号機による快速パワー対決が見どころだろう。
<大村 5日目 11R 準優勝戦>
1号艇 平高 奈菜(香川)133優出33V
2号艇 中谷 朋子(兵庫)144優出26V
3号艇 樋口由加里(岡山) 59優出 5V
4号艇 高憧 四季(大阪) 11優出 1V
5号艇 土屋実沙希(静岡) 20優出 2V
6号艇 津田 裕絵(山口) 34優出 2V
11Rは3号艇の樋口由加里がカギになりそうだ。1・4・4・1・2・4着で予選9位通過。2日目からトップスタート4連発中と調子を上げている。
樋口は今期3コースで18戦5勝の1着率28%と好調。まくりで3勝、まくり差しで1勝、抜きで1勝と攻めの走りが目立っている。準優でも赤いカポックで鋭い攻撃を見せるか。