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レースリポート

(C)BOATRACE

福岡オールレディースは海野ゆかりV 次節福岡周年は27、53、63、16号機に注目

2023.10.05

 福岡オールレディース(9月30日~10月5日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の海野ゆかり(広島49歳)【写真4枚】がイン逃げで優勝。3コースから差してきた3号艇の香川素子(滋賀)とバックは接戦になったが、競り合いを制してVゴールを駆け抜けた。3着には6号艇の山本梨菜(佐賀)が入り、3連単1-3-6は3820円の12番人気決着となっている。

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 海野は辛勝といえる1着だった。海野自身が最も重視するという展示タイムからして6秒90と6人の中で6番目、「全然気象状況に合わせられず、すごい悪かったです。バックも(後続艇に)申し訳なかったですね。ちょっと勝ち方がどうかなって思いますが…」とモーター調整と走り方を自身で反省しきりの優勝だった。

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 勝った海野は6月の児島一般戦に続く今年2回目の優勝で通算62V。福岡では3回目の優勝となった。これで優勝賞金110万円を獲得し今年の賞金額は2179万円となり、女子賞金ランキングが前日の24位から21位に浮上。4年連続8回目のレディースチャレンジカップ出場へ大きく前進した。

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 さて激闘の幕を閉じた福岡オールレディースだが、今節を振り返ると好モーターを引いた伏兵が大活躍を見せるシーンが目立った。福岡では次節10月10日からG1福岡周年を控えているだけに、そこで注目機となりそうなモーターを挙げてみたい。

 まずは2連対率5位(10月4日時点)の27号機だ。愛知129期の石原凪紗が乗り、初日に4コースまくりを決めてデビュー初1着をマーク。さらに4日目に3コースまくり、5日目に5コースまくりと、圧巻のパワーで節間3勝の大暴れを演じた。最近3節で展示1番時計24本という超快速モーターだ。

 2連対率3位の53号機も目が離せない。福岡127期の松本怜が乗り、2コース差し、3コースまくり差し、イン逃げで節間3勝をマーク。予選11位でデビュー初準優出を飾った。

 2連対率1位の63号機も前評判どおりの動きだった。F2持ちの野田部宏子が乗り、2コースまくり、4コースまくり、3コース差し、イン逃げで節間4勝の活躍。準優3着で惜しくも優出は逃したが見せ場十分だった。このモーターは8月のSGボートレースメモリアルで馬場貴也が乗って優勝しており、福岡周年では記念V2がかかる。

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 そのほかでは海野ゆかりがオール3連対Vを飾った16号機や、竹井奈美が予選トップ通過した28号機、冨名腰桃奈が節間トップタイムを出した46号機なども注目しておきたい。

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