レースリポート
優勝戦でLCC勝負駆けの海野ゆかりと日高逸子 福岡オールレディース
2023.10.04
福岡オールレディース(9月30日~10月5日開催)は5日目の準優が終了。最終日の5日に行われる優勝戦のメンバーと、各選手の今年の女子賞金ランキングは次のとおり。
<福岡 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 海野ゆかり(広島) 女子賞金 24位
2号艇 魚谷 香織(福岡) 女子賞金 40位
3号艇 香川 素子(滋賀) 女子賞金 39位
4号艇 日高 逸子(福岡) 女子賞金 26位
5号艇 深川麻奈美(福岡) 女子賞金 41位
6号艇 山本 梨菜(佐賀) 女子賞金103位
※()内は支部
予選2位通過の海野ゆかり(広島49歳)【冒頭の写真】が準優をイン逃げで快勝して優出切符を獲得。予選1位の竹井奈美が準優12Rでまさかの5着敗退となり、海野に優勝戦ポールポジションが転がり込んできた。
海野は今年の女子賞金ランキングが現在24位(2067万円)。レディースチャレンジカップ(LCC)出場権争いの渦中にいる。
LCCの出場資格は女子賞金ランキング上位20人。ただ現時点で4位の高田ひかる、5位の渡邉優美、15位の小芦るり華はF休みのため欠場が確定しており、12位の倉持莉々はあっせん辞退中のため欠場の見込み。そのため現状ボーダーは4つ下がって24位となっている。すなわち海野はちょうどボーダーライン上にいるということだ。
海野はもし今節優勝して賞金110万円を上積みできれば、21位あたりまで浮上してボーダー付近から一歩抜け出せる状況。4年連続8回目のLCC出場へ一気に視界が開けてくる。このチャンスをものにして優勝を手にするのか。
優勝戦4号艇の日高逸子(福岡61歳)【写真上】もLCC出場が狙える位置。今年の女子賞金ランキングは現在26位(2058万円)で、24位の海野(2067万円)とはわずか9万円差だ。もし今節優勝すれば海野らを追い抜いて一気にLCC出場圏内へ入ってくる状況。2年連続8回目のLCC出場をめざす日高が、地元で底力を見せて優勝をつかむのか。