レースリポート
清埜翔子が雪辱の江戸川V 女子賞金ランク20位浮上でLCC出場圏内へ
2023.09.29
江戸川ヴィーナスシリーズ(9月24日~29日開催)が終了した。優勝戦は南東からの追い風5メートル、上げ潮50センチ、波高5センチという水面コンディションの中、1号艇の清埜翔子(埼玉32歳)【写真3枚】が快勝。インからコンマ03のトップスタートで力強く逃げ切った。2着に4号艇の細川裕子(愛知)、3着に3号艇の浜田亜理沙(埼玉)が入り、3連単1-4-3で1290円の5番人気決着となった。
今節の清埜は1・2・1・2・1・1・1・3・1・1着。初日に6コースまくり、2日目に3コースまくり、3日目にイン逃げ、4日目に2コースまくりとイン逃げで白星を奪うなど快走を連発して予選をトップ通過。準優はインからトップスタートで逃げ切ってポールポジションを手にすると、優勝戦もインからトップスタートで逃げ快勝。今年6月の江戸川オールレディースでは優勝戦1号艇で先行しながら2周1マークで差され、2着に終わる悔しい思いを味わったが、見事にその雪辱を果たして栄冠をつかんだ。これが昨年10月の住之江ヴィーナスシリーズに続く通算2回目の優勝となった。
勝った清埜は「モーターはもらった時、チルトもすごい跳ねてあって大丈夫かな?って思いましたが、乗ってみたら、ああ、いいエンジンだなって。安定板が外れたら、もう全部の足が良かったです。前回江戸川で2周1マーク失敗したので、乗り心地を求めて調整していました。足には余裕あったんですが、スタートで先行していないと焦ってしまうので、しっかり全速で行こうと思って行きました。ゴールチェッカーを受けるまでは気を引き締めて走っていました。また次回は11号機を狙っていきたいです」と笑顔で語った。
清埜はこの活躍で今期勝率が今節開始前の6.10から6.38まで大幅にアップ。デビュー22期目でのA1級初昇格へ大きく前進した。
またこの6日間で賞金約194万円(優勝賞金100万円)の大きな上積みに成功。今年の女子賞金ランキングは今節開幕時点で23位だったが、20位まで上昇してレディースチャレンジカップ(LCC)の出場圏内に入ってきた。
清埜はまだLCC出場歴なし。昨年は女子賞金ランキング27位(22年10月31日時点)の予備4位で惜しくも切符を逃している。悲願のLCC初出場に向けて価値ある優勝となった。
なお清埜は次節が10月7日~9日に江戸川で行われるファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント。当地2節連続参戦で再び活躍に期待が高まる。
【2023年女子賞金ランキング】(9月29日19時時点)
1位 遠藤 エミ 39,621,000円
2位 守屋 美穂 35,460,000円
3位 長嶋 万記 34,855,000円
4位 高田 ひかる※32,173,000円
5位 渡邉 優美 30,913,000円
6位 浜田 亜理沙 29,035,000円 (江戸川優勝戦3着)
7位 平山 智加 28,444,000円
8位 三浦 永理 27,636,000円
9位 川野 芽唯 26,964,000円
10位 田口 節子 26,214,000円
11位 寺田 千恵 26,099,000円
12位 倉持 莉々※25,813,000円
13位 中谷 朋子 24,381,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 大瀧 明日香 24,001,000円
15位 西橋 奈未 22,993,000円
16位 小芦 るり華 22,878,000円
17位 細川 裕子 22,826,000円 (江戸川優勝戦2着)
18位 宇野 弥生 22,713,000円
19位 堀之内紀代子 22,562,000円
20位 清埜 翔子 22,065,000円 (江戸川優勝戦1着)
21位 藤原 菜希 21,719,000円
22位 大山 千広 21,145,000円
―――レディースチャレンジカップ出場ボーダー――
23位 平田 さやか 20,610,500円
24位 金田 幸子 20,408,000円
25位 岩崎 芳美 20,341,000円
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38位 喜井 つかさ 17,570,000円 (江戸川優勝戦6着)
104位 関野 文 10,916,000円 (江戸川優勝戦4着)
116位 茶谷 桜 10,017,000円 (江戸川優勝戦5着)
(※高田ひかるはF休みでレディースチャレンジカップ欠場)
(※倉持莉々はあっせん辞退中のため欠場見込み)