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江戸川ヴィーナスシリーズはデビュー初Vの宝庫 優勝戦は関野文と茶谷桜に注目

2023.09.28

 江戸川ヴィーナスシリーズ(9月24日~29日開催)は28日、5日目が終了。この日の江戸川は南からの追い風が2~4メートルで始まり、7R以降は7~8メートル程度まで強まる時があった。潮は1R~3Rが下げ潮、4Rが潮止まり、5R以降は上げ潮。全レースで安定板装着、オール3周戦で行われた。

 29日に行われる優勝戦のメンバーは次のとおり。

<江戸川 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 清埜 翔子(埼玉)優出16回目、優勝1回
2号艇 関野  文(大阪)優出10回目、優勝0回
3号艇 浜田亜理沙(埼玉)優出55回目、優勝9回
4号艇 細川 裕子(愛知)優出122回目、優勝12回
5号艇 喜井つかさ(岡山)優出25回目、優勝3回
6号艇 茶谷  桜(滋賀)優出18回目、優勝0回
 ※()内は支部


 予選トップ通過の清埜翔子が準優でイン逃げを決めてポールポジションを手にした。清埜は当地前走となる6月の江戸川オールレディースでも優勝戦1号艇に乗り、インから逃げていったんは先頭に立ったものの、2周1マークで長嶋万記に逆転を許し2着惜敗という悔しい思いをしたばかりだ。雪辱の舞台は整った。今度こそ勝ち切ってVゴールを駆け抜け、昨年10月の住之江ヴィーナスシリーズ以来となる2回目の優勝をつかみたい。

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 デビュー初Vをめざすのは2号艇の関野文(大阪29歳)【冒頭の写真】と6号艇の茶谷桜(滋賀44歳)【写真上】だ。関野は10回目、茶谷は18回目の優勝挑戦になる。

 ちなみに通算10優出以上で優勝ゼロの現役女子レーサーは、加藤綾(21優出)、西村歩(20優出)、茶谷桜(18優出)、實森美祐(14優出)、古賀千晶(11優出)、喜多須杏奈(10優出)、野田祥子(10優出)、関野文(10優出)の8人だけしかいない。そのうち2人が江戸川の優勝戦に登場する。

 なお過去の江戸川ヴィーナスシリーズ全6大会を振り返ると、優勝戦で1号艇が勝ったケースはゼロという結果。また2015年の塩崎桐加、2020年の西舘果里、2022年の前田紗希とデビュー初Vの選手が3人も生まれている。今年は関野と茶谷がこの流れに乗ることができるか。

【江戸川ヴィーナスシリーズ優勝者】
2015年11月 塩崎 桐加 4コース差し
2017年7月 山下 友貴 3コースまくり
2019年6月 大山 千広 2コース差し
2020年11月 西舘 果里 2コース差し
2022年1月 清水 沙樹 4コースまくり
2022年5月 前田 紗希 5コースまくり差し

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