レースリポート
準優は2号艇の藤原菜希と田口節子がカギ 江戸川ヴィーナスシリーズ
2023.09.27
江戸川ヴィーナスシリーズ(9月24日~29日開催)は27日、4日目が終わって予選ラウンドが終了。この日は2Rだけ無風だったが、それ以外は南寄りの追い風が2~5メートル。3日目に続いて安定板なしのオール3周戦で行われた。潮は1Rだけ下げ潮で、2Rが潮止まり、3R以降はずっと上げ潮だった。
28日に行われる準優勝戦のメンバーが決まった。なお今節は準優2個レース制のため、準優各組1~3着が優出切符を手にする。
<江戸川 5日目 11R 準優勝戦>
1号艇 関野 文(大阪)通算9優出0V
2号艇 田口 節子(岡山)通算228優出69V
3号艇 茶谷 桜(滋賀)通算17優出0V
4号艇 浜田亜理沙(埼玉)通算54優出9V
5号艇 清水 沙樹(東京)通算31優出7V
6号艇 平高 奈菜(香川)通算133優出33V
※()内は支部
準優11Rの1号艇は関野文。1・3・2・2・1・3・1着のオール3連対で予選2位に入る大活躍を見せてきた。関野はこれまで準優出が34回あるが、その枠番は2号艇3回、3号艇7回、4号艇9回、5号艇4回、6号艇11回だった。今回が自身初の準優1号艇だ。
関野は今期インで9戦4勝の1着率44%とやや苦戦気味。しかし今節4日目の12Rでイン逃げを決めて圧勝したばかりで、自信を持って準優に臨めそうだ。きっちり勝ち切って自身10回目の優出を果たしたいところ。デビュー初Vへ機運は高まっている。
レースのカギを握るのは2号艇の田口節子(岡山42歳)【写真上】だ。江戸川の2コースは相性が良く、最近10走の成績が1・2・1・2・1・2・2・2・3・1着。1着率40%、2連対率90%、3連対率100%という圧巻の数字だ。今節も4日目8Rで2コース差しを決めたばかり。関野にとって強敵となりそうだ。
<江戸川 5日目 12R 準優勝戦>
1号艇 清埜 翔子(埼玉)通算15優出1V
2号艇 藤原 菜希(東京)通算27優出6V
3号艇 喜井つかさ(岡山)通算24優出3V
4号艇 田村 美和(東京)通算18優出1V
5号艇 細川 裕子(愛知)通算121優出12V
6号艇 高石 梨菜(東京)通算 2優出0V
準優12Rの注目はなんといっても2号艇の藤原菜希(東京支部37歳)【冒頭の写真】だろう。今期2コースは17戦10勝で1着率59%という驚異的な数字。差しで7勝、まくりで2勝、抜きで1勝と白星を量産している。黒いカポックでどんな走りを見せるのか楽しみだ。
この12Rはレディースチャレンジカップ出場ボーダー付近の選手が3人もいろ。今年の女子賞金ランキングは細川裕子が19位、藤原菜希が20位、清埜翔子が22位だ。今節の結果によって順位が大きく入れ替わる状況だけに、この準優は目が離せない大一番になる。
なお4日目は西岡育未と塩崎桐加がフライングで賞典除外、末武里奈子が私傷病のため帰郷した。