レースリポート
清埜翔子が江戸川2節連続の予選トップ通過に挑む ヴィーナスシリーズ
2023.09.26
江戸川ヴィーナスシリーズ(9月24日~29日開催)は26日、3日目が終了した。この日は向かい風が2~6メートル、中盤に右横風や追い風の時もあったが、今節初めて安定板なしでオール3周戦だった。潮は1Rが潮止まり、あとは上げ潮だった。清埜翔子(埼玉32歳)【冒頭の写真】が1・2・1・2・1着で予選首位を快走。予選2位に関野文(大阪)、予選3位に浜田亜理沙(埼玉)がつけている。
さて予選最終日を迎える4日目だが、注目カードには11Rを挙げたい。
<江戸川 4日目 11R 予選特選>
1号艇 清埜 翔子(埼玉) 予選1位
2号艇 樋口由加里(岡山) 予選15位
3号艇 落合 直子(大阪) 予選24位
4号艇 孫崎 百世(滋賀) 予選19位
5号艇 山下 奈緒(大阪) 予選25位
6号艇 塩崎 桐加(三重) 予選4位
※()内は支部
シリーズリーダーの清埜翔子が1号艇で登場。4日目は7R2号艇と11R1号艇の2回走りで予選トップ通過を狙うことになる。
清埜が今節手にしたモーター11号機は2連対率11位で、これまで10節走って2優出1Vの成績。8月の一般戦で貫地谷直人が乗り、デビュー23年目で悲願の初優勝を果たした注目機だ。
清埜は当地前走となる6月の江戸川オールレディースで優出2着の活躍を見せたばかり。予選をトップ通過し、準優でイン逃げを決め、優勝戦もいったんはインから逃げていたが、2周1マークで長嶋万記に逆転を許して優勝を取り逃がす悔しい優出2着だった。今節は雪辱に向けて快走を連発中。江戸川2節連続の予選トップ通過なるか。
2号艇は樋口由加里(岡山35歳)【写真上】。1・3・4・2・5着で予選15位につけている。ただ、今節は準優2個レース制のため予選突破の枠は12だけ。4日目は3R1号艇と11R2号艇で逆転の準優出を狙うことになる。
樋口が今節手にしたモーター16号機は2連対率6位の好素性機。6月のオールレディースで高石梨菜が快速パワーを見せて優出3着に入ったのを記憶しているファンも多いだろう。
樋口は江戸川3優出と当地好相性。2017年ヴィーナスシリーズで優出5着、2019年ヴィーナスシリーズでも優出5着、2020年オールレディースでも優出5着に入っている。樋口の江戸川2コース最近10走の成績を見ると、3・3・1・3・1・5・3・2・2・1着で1着率30%、3連対率90%という抜群の安定ぶり。1号艇の清埜を相手にどんな攻めを見せるのか注目だ。