レースリポート
平山智加が宮島オールレディースVで女子賞金6位に浮上 海野ゆかりはまくりも4着
2023.09.23
宮島オールレディース(9月18日~23日開催)が終了した。優勝戦は3号艇の平山智加(香川38歳)【写真3枚】が快勝。2号艇の海野ゆかり(広島)が2コースからまくりを狙い、1号艇の渡邉優美(福岡)がインからこれに抵抗してややターンが流れると、空いたブイ際を平山が3コースから的確に差し抜けた。2着に1号艇の渡邉、3着に4号艇の松尾夏海(香川)が入り、3連単3-1-4で5310円の17番人気決着となっている。
勝った平山は5月の丸亀GWレースに続く今年2回目の優勝で通算38V。宮島では19年ヴィーナスシリーズと22年男女ダブル戦に続く3回目の優勝となった。
難しい展開の1マークだったが平山は「なんか海野さん、まくるんじゃないかなぁという予感がして。スタートで先行していたので冷静に見ようと思って。やっぱりまくっていってたので、しっかり差せました。宮島、本当に大好きです。おいしいお好み焼きを食べて帰ろうと思います」とほほ笑んだ。
平山はこれで優勝賞金110万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日7位から6位へ浮上した。また今年の獲得賞金を約2806万円まで伸ばし、昨年のクイーンズクライマックス出場ボーダー(約2715万円)を突破。今年は全体的に賞金水準が上がっているためまだ当確ランプというには早いが、4年連続8回目のベスト12入りへ大きく前進する優勝になったことは間違いない。
海野ゆかりは果敢な攻めを見せたものの無念の4着。地元Vはならなかった。これで4着賞金50万円の上積みとなり、今年の女子賞金ランキングは前日28位から26位とわずかな上昇にとどまる結果に。もし優勝していればレディースチャレンジカップ出場ボーダーまで約6万円差に肉薄できる状況だったが、約66万円差が残ることになった。
海野の今後の出場予定は福岡オールレディース、芦屋一般戦、大村一般戦。レディースチャレンジカップ選考期間内に最終日を迎えるのはこの3節だ。逆転のベスト20入りに向け、大勝負の10月になる。
【2023年女子賞金ランキング】(9月23日、18時現在)
1位 遠藤 エミ 39,621,000円
2位 守屋 美穂 34,689,000円
3位 長嶋 万記 34,326,000円
4位 高田 ひかる※31,640,000円
5位 渡邉 優美 30,901,000円 (宮島優勝戦2着)
6位 平山 智加 28,064,000円 (宮島優勝戦1着)
7位 浜田 亜理沙 27,948,000円
8位 川野 芽唯 26,952,000円
9位 三浦 永理 26,114,000円
10位 倉持 莉々※25,813,000円
11位 寺田 千恵 25,490,000円
12位 田口 節子 25,232,000円
13位 中谷 朋子 24,381,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 西橋 奈未 22,993,000円
15位 大瀧 明日香 22,845,000円
16位 小芦 るり華 22,343,000円
17位 堀之内紀代子 22,023,000円
18位 宇野 弥生 21,698,000円
19位 細川 裕子 21,646,000円
20位 藤原 菜希 20,918,000円
21位 大山 千広 20,627,000円
22位 岩崎 芳美 20,341,000円
―――レディースチャレンジカップ出場ボーダー――
23位 清埜 翔子 20,121,000円
24位 平田 さやか 19,951,500円
25位 金田 幸子 19,771,000円
26位 海野 ゆかり 19,686,000円 (宮島優勝戦4着)
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40位 後藤 美翼 15,901,000円 (宮島優勝戦5着)
71位 松尾 夏海 12,277,000円 (宮島優勝戦3着)
142位 藤堂 里香 8,074,000円 (宮島優勝戦6着)
(※高田ひかるはF休みでレディースチャレンジカップ欠場)
(※倉持莉々はあっせん辞退中のため欠場見込み)