レースリポート
好モーターの加藤綾と神里琴音が強烈インパクト! 浜名湖ヴィーナス
2023.08.29
浜名湖ヴィーナスシリーズ(8月29日~9月3日開催)が開幕した。初日メインカードの12Rドリーム戦は3号艇の三浦永理(静岡)が快勝。3コースからコンマ16のトップスタートでまくりを決めた。2着には2号艇の浜田亜理沙(埼玉)、3着には5号艇の大山千広(福岡)が入線。1号艇の長嶋万記(静岡)は4着に敗れ、3連単は3-2-5で1万4780円の37番人気決着となった。
さて波乱の幕開けとなった浜名湖ヴィーナスシリーズだが、2日目の注目カードには3Rを挙げたい。好モーターがズラリと並んだ。
<浜名湖 2日目 3R 予選>
1号艇 加藤 綾(三重)35号機(2連対率9位)
2号艇 池田 浩美(静岡)52号機(2連対率4位)
3号艇 神里 琴音(福岡)18号機(2連対率10位)
4号艇 大久保佑香(埼玉)20号機(2連対率2位)
5号艇 浜田亜理沙(埼玉)50号機(2連対率36位)
6号艇 大廣 咲季(香川)63号機(2連対率7位)
※先の()内は支部
モーター2連対率上位10基のうち5基がこの3Rに集結。熾烈(しれつ)なパワー勝負となりそうだ。
特に注目したいのは1号艇の加藤綾(三重40歳)【冒頭の写真】。今節手にしたモーター35号機は2連対率9位で、これまで12節走って3優出1Vをマーク。6~7月のオールレディースでは細川裕子が乗って予選トップ通過し、7月末のG2MB大賞では峰竜太が乗って優勝したモーターだ。
加藤は初日4Rで驚愕(きょうがく)の走りを披露。2コース発進だった加藤は、4コースの鈴木成美にまくり切られる展開となったが、加藤はいったん舟を外に持ち出してからインの岩崎芳美の上をたたきながら、鈴木の内懐を差し切って圧巻の1着。公式の決まり手は先まくりとみて"まくり"となったが、実質的には"まくり差し"。2コース発進でまくり差しというなかなかお目にかかれないレアなレースだった。
加藤は後半9Rも5コースから2着にまとめ、初日1・2着で予選6位の好発進。今節は35号機とのコンビでV争いを沸かせるチャンスが十分だろう。
3号艇の神里琴音(福岡19歳)【写真上】も初日の好パワーが光った。6Rに5号艇で登場し、6コースから2着に食い込んで3連単2万円台の高配当に貢献。1周バック直線で見せた伸び足には目を見張るものがあった。
神里が今節手にしたモーター18号機は2連対率10位。前節のお盆レースでは谷野錬志が乗り、節間10走で7本の展示1番時計を出す快速パワーで優出3着に入っていた。今節もその舟足を引き継いでいる印象だけに、大暴れしそうな気配だ。