レースリポート
松本晶恵が地元6回目のV! 55号機を最後に仕上げ今年初V 桐生オールレディース
2023.08.29
ナイターの桐生オールレディース(8月23日~28日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の松本晶恵(群馬36歳)【写真4枚】が今節4回目のイン戦で快勝。4号艇の寺田千恵(岡山)が4コースから鋭いまくりで攻めてきたが、松本がこれを冷静にブロックして逃げ切った。3着には島倉都(群馬)が入り、3連単は1-4-2で1840円の6番人気。初優勝を狙っていた島倉都、勝浦真帆、清水さくらは、それぞれ3、5、6着だった。
勝った松本は昨年12月の尼崎ヴィーナスシリーズ以来となる優勝で通算22V。地元桐生では6回目の優勝となった。松本は前期(昨年11月と今年3月)にF2を切ったのが響いて今年は前節まで8節走って優出ゼロと不振に陥っていたが、地元で快走を演じて高らかに復活ののろしを上げた。「今節はインですごい失敗をしていたので、その反省を生かして回れたらと思っていました」と最後はいい形で締めくくった。今後どんな巻き返しを見せるのか楽しみになってきた。
さて真夏の女子レーサーの祭典が終わった桐生だが、来月には今年度当地最大のイベントであるG1赤城雷神杯(9月13日~18日開催)がやってくる。そこで今節を振り返りつつ、桐生周年で注目となりそうなモーターを挙げてみたい。
まず最注目は44号機か。島倉都が乗ってデビュー初優出を飾る大活躍。節間5勝をマークして何度も好パワーを見せつけた。桐生現モーター65基のなかで2連対率は29位タイと高くないが、目が離せないモーターだろう。
39号機も強烈だった。佐々木裕美が乗って節間7勝のピンラッシュ。11走で6本の展示1番時計を出すなど快速パワーが光った。桐生周年で誰が引くのか注目だ。
そのほかでは寺田千恵が節間オール3連対で走った49号機や、勝浦真帆が予選3位に入った29号機、清水さくらが初優出を果たした37号機なども楽しみな存在。もちろん松本晶恵が懸命の整備とプロペラ調整で「自分の中では一番いい形に仕上がった」という55号機も必見だ。