レースリポート
準優勝負の好機到来! 中村かなえ、實森美祐が奮戦 津PG1レディースチャンピオン
2023.08.04
ボートレース津の「プレミアムGI第37回レディースチャンピオン」は8月4日、いよいよ開催4日目の予選最終日を迎える。前日の3日目は、2日目と同じく東からの追い風4メートルでオープニングを迎えた。6R~10Rまでの風向は追い風や横風で変化したが、ベースは東からの追い風コンディションだった。
決まり手は逃げが最多の7本、差しが3本、まくりとまくり差しが1本ずつ。配当面では中村かなえ、實森美祐、滝川真由子が1着を取って、3本の3連単万舟券が出現した。
まず3日目2Rでは、中村かなえ(東京支部29歳)【冒頭の写真】が4カドからコンマ04の快ショットでまくりを決めた。「全速でいいのがいけましたね」と満足げに振り返った。この1着で得点率は5.50(22位タイ)まで上昇。「もらった時の伸び型だと乗れないので、プロペラをやったら乗りやすくなりました。予選を突破できるように頑張ります」と予選ラスト走の4日目6R1枠に臨む。
続く3日目3Rは2コースの實森美祐(広島支部26歳)【写真上】がトップスタートを決めて差しハンドル。6枠の川野芽唯が2着に追い上げて3連単3万円台の高配当が飛び出した。實森は「1マークで浮いた時はダメだと思ったけれど、出足が良かったので。運が良かったです」とラッキーを強調していたが、同時に出足の良さもアピールしていた。得点率は6.00で15位タイ。予選ラスト走の4日目は8R3枠から準優入りをめざす。
3日目9Rでは滝川真由子(長崎支部35歳)が中ヘコミのスリットを生かして3コースからまくり差し。得点率4.25(37位)だけに4日目4R1枠で1着を取っても5.40止まりだが、「バランスが取れて悪くないですし、最後まで一生懸命に走ります」と前を向いていた。
3日目終了時点での得点率トップは8.00の清埜翔子(埼玉支部31歳)【写真上】。3日目8Rでのイン勝利後は「スタートを行くしかないと思って行きました」と話し、「逃げ切れたけど、藤原(菜希)さんにスリット付近では伸びられていました」と振り返った。予選ラスト走については「6号艇なので、スタートが行ける足と展開を突けるような足にしていきたいです」と4日目10Rは6枠から予選トップの座を守れるか。
3日目は好調メンバーにアクシデントが発生。7Rでは2~3着争いが壮絶となり中村桃佳に鎌倉涼が接触。中村桃佳は落水(選手責任外)、鎌倉は3着だったが不良航法でマイナス10点となって得点率は5.50(22位タイ)にまでダウンした。4日目は3R5枠、8R6枠の外枠2走で準優への大ピンチ突破へ全力を傾ける。また、3日目11Rでは3番手を競っていた松尾夏海が2周2マークでバランスを崩して落水。選手責任のためマイナス5点で得点率は5.75(20位タイ)まで後退してしまったが、4日目12R4枠で準優勝負をかける。