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長嶋万記、中村桃佳が好パワーで先陣切った! 津 PG1レディースチャンピオン

2023.08.02

ボートレース津の「プレミアムGI第37回レディースチャンピオン」は8月1日、熱戦の火蓋(ひぶた)が切られた。レースに先駆けて行われたオープニングセレモニーには、多くのファンが駆けつけ大盛況だった。

 初日は北東からの追い風3メートルで始まった。3Rで東からの追い風4メートルに変わり、11・12Rは南東からの追い風で行われた。決まり手はイン逃げが最多だったが5本止まり。まくりと差しが3本ずつ、恵まれが1本だった。配当面では、2Rから3連単万舟券が3連発。2Rは中村桃佳が4コースから差し、3Rは樋口由加里が3コースからツケマイ(同体まくり)、4Rは藤原菜希が逃げ、2着には6コースから人気薄の深川麻奈美がまくり差しで入り高配当となった。

 10Rでは1枠の西橋奈未がコンマ01の勇み足でフライングに散り、3コースから握った今井裕梨が繰り上がってG1初勝利。3連単は万舟券決着だった。なお、西橋は今期2本目のフライングとなり、今節終了後の8月7日からまず1本目の30日間の休みに入り、さらに9月15日から11月13日まで60日間の長いフライング休みとなる。

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初日は連勝選手が不在で、1・2着発進も中村桃佳(香川支部30歳)【写真上・「岩崎工務店」の姿】のみだった。「初日の1・2着はエンジンさまさまですね」と66号機を絶賛。「行き足と回り足がいいですね。いけるところまでこの調整でいきたいです」と乗り心地に違和感が生じるまでは、初日をベースにして走る方針だ。

 ドリーム戦を逃げ切ったのは長嶋万記(静岡支部42歳)【冒頭の写真】。オープニングセレモニーでは、宇宙人に抱き抱えられるように入場。「ツッキードーム(会場)は宇宙みたいな感じなので、それをイメージしました。完璧です」とニッコリ。レースもインからトップショットを決めて押し切った。「いい調整ができたと思います。外周りとペラをやって、(水面に)降ろした時からいい感触でした。求めていたグリップや押しが良かったです。いい調整ができたので集中することができました」とレースも完璧だったことをアピールした。

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一方、初日は作業に大忙しだったのが地元の高田ひかる(三重支部28歳)【写真上・オープニングセレモニー】。電気系統一式、クランクシャフト、ピストン2個、ピストンリング4本、シリンダーケースを交換してドリーム戦に臨み4着だった。「前検は止まっている感じだったけれど、ちょっと進んでいる感じになっていました」と悲壮感はない。「2日目は6枠(3R)もあるのでチルトは考えます」と思い切った伸び仕様も視野に入れていた。

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