レースリポート
2日目は中谷朋子ら差し巧者に注目 PG1津レディースチャンピオン
2023.08.01
ボートレース津での「PG1第37回レディースチャンピオン」(8月1日~6日開催)が開幕した。初日メインカードの12Rドリーム戦は1号艇の長嶋万記(静岡)がイン逃げで快勝。2着に4号艇の鎌倉涼(大阪)、3着に2号艇の細川裕子(愛知)が入り、3連単1-4-2で2560円の8番人気決着となっている。
初日を振り返ると、決まり手は逃げ5本、まくり3本、差し3本、恵まれ1本(10Rでイン西橋奈未が今期2本目のFで今井裕梨が繰り上がり)という内訳に。津は全国屈指の差し水面として知られるが、初日は差しが3本という結果だった。
2日目はこれ以上の"差しラッシュ"になりそうな気配十分。今節出場メンバーの今年の「差し1着本数ベスト10」と2日目の出走レースは以下のとおり。
<今年の差し1着本数ベスト10>
1位 中谷 朋子 13本(6R3号艇)
2位 長嶋 万記 9本(5R5号艇、9R3号艇)
2位 守屋 美穂 9本(10R3号艇)
4位 平田さやか 8本(6R5号艇)
4位 浜田亜理沙 8本(9R6号艇)
4位 清埜 翔子 8本(6R2号艇、11R3号艇)
7位 三浦 永理 7本(8R4号艇)
7位 鎌倉 涼 7本(1R3号艇、10R1号艇)
7位 藤原 菜希 7本(10R6号艇)
7位 小芦るり華 7本(7R6号艇)
7位 中村かなえ 7本(3R5号艇、9R2号艇)
(※カッコ内は2日目の出走レース)
断トツ最多の差し13本を決めている中谷朋子(兵庫46歳)【冒頭の写真】が、2日目は6Rに3号艇で登場する。中谷は津で通算9優出4Vと当地好相性。優勝した2018年の津男女ダブル戦では節間2本の3コース差しを決めていただけに、この6R3号艇で1着を奪えばリズムに乗ってきそうだ。
6Rには2号艇に清埜翔子(埼玉31歳)【写真上】もいる。清埜は今年まくり10本を決めている速攻派だが、差しも8本あって堂々4位タイにランクイン。特に2コース差しを今年7本も決めているのが特徴で、前節の住之江ヴィーナスシリーズでは準優の大一番で2コース差しを決めていた。鋭い差しハンドルでG1初1着をめざす。
そのほかにも3号艇での出走がある長嶋万記、守屋美穂、鎌倉涼らがどんな攻めを見せるのか注目したいところ。ベスト10以外の選手では、今年4コース差しが4本もある宇野弥生(12R4号艇)、今年2コース差しを4本決めている金田幸子(1R2号艇)と落合直子(2R2号艇)らも楽しみだ。