レースリポート
津 第37回レディースチャンピオン 攻撃力で勝る西村美智子!
2023.07.31
あす8月1日、ボートレース津で開幕する「プレミアムG1第37回レディースチャンピオン」は夏の女子ナンバーワンを決める大会。個性あふれる競走が期待されるが、その核となるのは「攻撃力」で勝る選手。西村美智子(香川支部39歳)【写真2枚】はその代表である。前検日のモーター抽選では7月20日に地元の豊田健士郎が優勝した68号機を引いた。
「常に攻めたいと思っていますし、まくりをみせたい…」と日ごろから語っている香川の中堅レーサーは、スタートを含めすべてに前のめり。行けると思えば果断に攻めていくのがスタイルだ。
1コース1着率70.0%
2コース1着率11.4%
3コース1着率25.8%
4コース1着率16.7%
5コース1着率15.2%
6コース1着率 3.3%
昨年8月から1年間の1着率に表れているように、差しを基本とする偶数コースよりも、展開をつくることの多い奇数コースで結果を出している。
1年間の平均スタートタイミングはコンマ15で女子としては速い方だ。
ちなみに、参戦メンバーのスタート力上位は以下のとおりとなっている。
コンマ12:宇野弥生
コンマ13:中村桃佳
コンマ14:長嶋万記・今井裕梨・落合直子・原田佑実・渡邉優美・藤原菜希・中村かなえ・西岡成美
コンマ15:山川美由紀・岸恵子・西村美智子・平山智加・守屋美穂・遠藤エミ・松尾夏海・清埜翔子・高田ひかる・小芦るり華・西橋奈未・實森美祐
7月9日の宮島一般戦で、SGウイナーの魚谷智之や辻栄蔵を向こうに回し自身3回目の優勝を果たした西村美智子は、直後の蒲郡オールレディースでフライングを切ってしまい、ハンデを抱えて津を走ることになる。
しかし、その走りが控えめになることはないだろう。ファンの視線を常に感じて走っているからだ。
たとえスタートが慎重になっても、スピードターンある機動力は不変。威力ある攻めでファンの期待に応えようと懸命に戦う西村美智子である。