レースリポート
津レディースチャンピオン8月1日開幕 レジェンド今村豊さんも推す清水愛海に期待
2023.07.29
登録251名の女子ナンバーワンを決する「プレミアムG1第37回レディースチャンピオン」は8月1日にボートレース津で開幕する。
ディフェンディングチャンピオン(香川素子)をはじめ、オールレディース優勝者(16人)とG2レディースオールスターの優勝者(長嶋万記)が優先出場。そのほかは、昨年6月1日から今年5月末日までの勝率上位者が集う大会だ。
ここ10年の優勝者は以下のとおりだ。
第36回(丸 亀)香川 素子
第35回(浜名湖)遠藤 エミ
第34回(多摩川)平山 智加
第33回(蒲 郡)大山 千広
第32回(桐 生)山川美由紀
第31回(芦 屋)小野 生奈
第30回( 津 )海野ゆかり
第29回(丸 亀)滝川真由子
第28回(三 国)水口 由紀
第27回(鳴 門)金田 幸子
まさに女子レース界の変遷が反映している感がある。
そんな歴史ある大会に初めて参戦するのが、山口支部の清水愛海(23歳)【写真2枚】である。
デビュー2年9カ月でG1初参戦はかなり早い。2023年前期に続き後期もA2にランキングされている新星である。
養成所では、操縦の限界を見極めようとムリがたたって何度も転覆。しかし、へこたれずチャレンジし続けた清水愛海。そうした努力が実を結び、養成所127期生としてリーグ戦勝率トップ(7.12)をマークしたばかりか、修了記念レースでも優勝。名実ともに「首席」でプロデビューしている。
養成時代転覆王だったことや、ボートを当てないキレイなレースを目標とするところなど、山口のレジェンド・今村豊さんと重なるイメージだが、その今村豊さんも太鼓判を押す。
「思い切りがいいですし、舟もよく向きます。握って旋回するテクニックもあります。彼女は女子レーサーとして…ということではなく、男子を含めた全選手の中でもトップクラスに入ることができる逸材だと確信しています」と話すほどだ。
G1初舞台は最年少レーサーとしての参戦。すべてにおいて挑戦者であることが味方する可能性は小さくない。