レースリポート
松尾夏海が通算2回目の優勝! チルト3の土屋南マーク成功 蒲郡オールレディース
2023.07.29
ナイターの蒲郡オールレディース(7月23日~28日開催)が終了した。優勝戦は5号艇の松尾夏海(香川31歳)【写真3枚】が6コースから快勝。6号艇の土屋南(岡山)がチルト3度で5コースからまくりを狙ったが攻め切れず、「優勝するために6コースを選びました」の松尾が6コースからまくり差しで展開を突き、抜け出した。2着には4号艇の大瀧明日香(愛知)、3着には3号艇の中谷朋子(兵庫)が入線。1号艇の細川裕子(愛知)は4着に終わり、3連単5-4-3で4万2530円の高配当決着、97番人気となっている。
勝った松尾夏海は2021年12月の福岡クイーンズクライマックスシリーズ戦以来となる優勝。約1年7カ月ぶりの優勝で通算2回目の栄冠となった。松尾は次節8月1日からの津レディースチャンピオンに参戦。今期(5月から)は勝率6.76をマークするなど近況好調なだけに、記念初タイトルへ期待が高まりそうだ。
さて激戦の幕を閉じた蒲郡オールレディース。蒲郡の現モーターは7月7日に使用開始されて今節がまだ3節目だったため素性が把握しにくい状態だったが、今節を終えて徐々に注目機の存在が見えてきた。
まずは36号機だろう。初おろしだった前節の一般戦で楠原正剛が予選3位に入り、今節は谷川里江が好パワーを見せて、谷川自身の今年初優出をマーク。エース機候補の筆頭格かもしれない。
14号機も楽しみだ。初おろしだった前節の一般戦で小川日紀太が展示1番時計を7本も出し、今節も大瀧明日香が展示1番時計を6本マークして優出2着に入る活躍。伸び・出足・回り足の三拍子そろったモーターだ。
そのほかでは松尾夏海【写真すぐ上】が優勝した54号機や、細川裕子が優勝戦1号艇に乗った37号機、野田なづきが自身3回目の準優出を果たした53号機、山下夏鈴が準優3着に入った33号機などが注目される。
蒲郡では10月にSGボートレースダービーの大一番を控えているだけに、そこまでに各モーターがどんな機歴を描いてくるのか目が離せない。