レースリポート
守屋美穂と小野生奈が約2年8カ月ぶりの優勝戦内枠対決! 桐生ヴィーナス最終日
2023.07.10
ナイターの桐生ヴィーナスシリーズ(7月5日~10日開催)は5日目が終了。10日に行われる最終日、優勝戦のメンバーが決まった。
<桐生 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 守屋 美穂(岡山)優出119回目、優勝29回
2号艇 小野 生奈(福岡)優出102回目、優勝21回
3号艇 古賀 千晶(兵庫)優出11回目、優勝0回
4号艇 岩崎 芳美(徳島)優出149回目、優勝22回
5号艇 廣中智紗衣(東京)優出50回目、優勝7回
6号艇 黒澤めぐみ(東京)優出5回目、優勝0回
※()内は支部
予選トップ通過の守屋美穂(岡山34歳)【冒頭の写真】が準優をイン逃げで快勝。前節の丸亀ヴィーナスシリーズに続く2節連続の優勝戦ポールポジションとなった。守屋は優勝戦1号艇で現在8連勝中という鉄壁ぶり。今節も勝負強さを見せて2節連続Vを飾るのか。
対する2号艇は小野生奈(福岡34歳)【写真上】。守屋と小野が優勝戦の1、2号艇に並ぶのは2020年11月の蒲郡G2レディースチャレンジカップ以来だ。あのときは小野が2コースからまくりを狙い、守屋がインから抵抗して大競りとなり、3コースの寺田千恵が差し切るという展開に。小野5着、守屋6着に終わっている。約2年8カ月ぶりの優勝戦内枠対決はどんな展開となるのか目が離せない。
デビュー初Vをめざすのは3号艇の古賀千晶と6号艇の黒澤めぐみだ。
古賀は今節ここまで2・2・4・4・1・1・1・3・1着で、3日目以降は5戦4勝というピンラッシュ。特にスタート力が光り、ここまで9走でゼロ台スタート6本という充実ぶりだ。優勝戦でもスリットで先手を奪う可能性が十分。デビューから24年目、悲願の初Vを狙って攻めてきそうだ。
黒澤はこれが今年3回目・通算5回目の優出。今節手にしたモーターは2連対率44位で下から2番目の低勝率機だったが、初日にピストン2個とクランクシャフトを交換するなど、見事に立て直して勝ち上がってきた。
優勝戦は6号艇の黒澤だが、決して軽視はできない。というのも近況の女子戦線では5月の唐津オールレディースで山下夏鈴(進入は5コース)、5月の徳山オールレディースで平田さやか、7月の浜名湖オールレディースで淺田千亜希が優勝戦6号艇で立て続けに優勝。緑の旋風が巻き起こっている。今節は黒澤めぐみが大波乱の立役者となるのか。