レースリポート
復帰後イン戦オール3連対の小野生奈が2日目ドリーム1号艇 桐生ヴィーナス
2023.07.06
ナイターの桐生ヴィーナスシリーズ(7月5日~10日開催)が開幕した。初日メインカードの12R「桐生ドリーム」は1号艇の守屋美穂(岡山)がイン逃げで快勝。2着に3号艇の今井裕梨(群馬)、3着に4号艇の岸恵子(徳島)が入り、3連単1-3-4で680円の3番人気決着となっている。
2日目のメインカードは12Rの「ヴィーナスドリーム」。ダブルドリームの後半戦として行われる。
<桐生 2日目 12R ヴィーナスドリーム>
1号艇 小野 生奈(福岡) 今年1コース1着率75%
2号艇 廣中智紗衣(東京) 今年2コース1着率24%
3号艇 岩崎 芳美(徳島) 今年3コース1着率15%
4号艇 櫻本あゆみ(群馬) 今年4コース1着率14%
5号艇 清水 愛海(山口) 今年5コース1着率5%
6号艇 平川 香織(埼玉) 今年6コース1着率6%
※()内は支部
このメンバーで気になるのはモーターの素性だ。2号艇の廣中智紗衣(東京42歳)【写真上】が今節手にしたモーター51号機は2連対率42位の低勝率機。3号艇の岩崎芳美が引いたモーター60号機は2連対率45位、過去にA1級が1人も乗らなかったこともあろうが、大整備のセット交換2回の履歴もあり今節のワースト成績だ。さらに5号艇の清水愛海のモーター13号機も2連対率43位という数字。すなわちモーター2連対率下位4基(42~45位)のうち3基を2日目ドリーム組が引いたことになる。
初日は廣中こそ3・3着にまとめたが、岩崎は6着、清水は4着とやや精彩を欠いた。2日目12Rまでにどこまで立て直してこれるかがこのドリーム戦のカギとなってきそうだ。
迎え撃つ1号艇は小野生奈(福岡34歳)【冒頭の写真】だ。小野が今節手にしたモーター20号機は2連対率13位。これまで11節走って1優出0Vと実績はいまひとつだ。しかし小野は前検タイムで1位タイの好時計をマーク。そして初日は10Rの1回走りにリング交換を施して登場し、展示1番時計を出して6コースから2着と上々の舟足を見せていた。機力に不安はなさそうだ。
小野は約1年1カ月間のブランクを経て今年3月にカムバックしたが、復帰後インは16走して1着12本(1着率75%)、2着3本(2連対率94%)、3着1本(3連対率100%)。オール3連対の素晴らしい成績を残している。このドリーム戦でも人気に応えてきっちり逃げ切るのか。