レースリポート
3日目は向かい風強めか 渡邉優美・中谷朋子・長嶋万記が”向かい風巧者” 浜名湖オールレディース
2023.07.01
浜名湖オールレディース(6月29日~7月4日開催)は2日目が終了した。細川裕子(愛知)が2・1・2・1着で予選首位に浮上。予選2位に鎌倉涼(大阪)、予選3位に長嶋万記(静岡)がつけている。
さてシリーズ3日目となる7月1日だが、全国的に天候は荒れ模様。浜名湖周辺の天候は雨で、南西から風速4~6メートル前後の風が吹く見込みとなっている。ボートレース浜名湖の競走水面は1マーク側が南、2マーク側が北となっており、南西の風というのはホーム向かい風もしくは右横風だ。
風がレースに大きな影響を及ぼしそうなシリーズ3日目。そこで今節出場メンバーのなかで「向かい風」を条件に成績上位の選手を調べてみた。下の表は最近1年間(2022年6月30日~2023年6月29日)における向かい風でのレースの勝率ベスト10だ。STは平均スタートタイミングの略。
<向かい風での勝率上位>
1位 中谷 朋子 7.05 ST.22
2位 長嶋 万記 6.95 ST.18
3位 渡邉 優美 6.82 ST.15
4位 鎌倉 涼 6.70 ST.18
5位 細川 裕子 6.67 ST.18
6位 浜田亜理沙 6.53 ST.18
7位 金田 幸子 6.51 ST.18
8位 三浦 永理 6.45 ST.17
9位 大瀧明日香 6.20 ST.17
10位 永井 聖美 6.13 ST.16
※最近1年間
1位は中谷朋子(兵庫46歳)【写真上】。向かい風で勝率7.05とさすがの数字だ。しかし平均STがコンマ22とあまりスタートを踏み込めていないのが気になるところ。3日目は8R4号艇と12R1号艇となっており、スタートがカギを握ってきそうだ。
2位には地元実力者の長嶋万記がしっかりと入っている。中谷も長嶋も、向かい風の風速が5メートルを超えるとさらに勝率が上がるのが強み。
スタート力が光るのは渡邉優美(福岡30歳)【冒頭の写真】。向かい風で平均STコンマ15という飛び抜けた数字をマークしている。3日目は3R4号艇と10R1号艇で登場。向かい風を味方に速攻を決めるか。
また金田幸子は向かい風で勝率6.51、逆の追い風だと勝率5.82になっており、向かい風で強いタイプ。永井聖美も同じタイプで、向かい風では勝率6.13だが、追い風だと勝率5.18に下がる傾向。