レースリポート
堀之内紀代子がチルト1.5度で強襲し今年3V 若松オールレディース
2023.06.23
ナイターの若松オールレディース(6月17日~22日開催)が終了した。優勝戦は5号艇の堀之内紀代子(岡山43歳)【写真3枚】が快勝。チルト+1.5度を選択し、右斜め向かい風5メートルを突き、5コースからコンマ27のトップスタートを決めてまくり切った。2着には1号艇の浜田亜理沙(埼玉)、3着には3号艇の細川裕子(愛知)が入り、3連単5-1-3で4080円の12番人気決着となっている。なおデビュー初優出だった6号艇の米丸乃絵(福岡)は6コースからまくり差して見せ場をつくったが、惜しくも4着に終わった。
勝った堀之内は1月の鳴門オールレディース、3月の唐津一般戦に続く今年3回目の優勝。通算では12回目の優勝で、若松は初V。「普通にしていては絶対勝てないと思い、自分ができる若松での一番伸び寄りにしていきました。朝からバタバタ、悔いのないほどプロペラをたたき、ちょっと引き出しが増えたかも」と語っていた。
堀之内はこの優勝で賞金110万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは今節開幕時点で10位だったが、7位まで浮上してきた。2年連続2回目のクイーンズクライマックス出場に向けて価値ある優勝となっている。
浜田亜理沙は無念のイン戦2着で優勝を逃すも、2着賞金77万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは今節開幕時点で9位だったが、6位まで上がってきた。今年14節走って7優出3Vと充実ぶり光る浜田が、クイーンズクライマックス初出場に向けて着々と歩を進めている。
細川裕子は3着の連絡みで賞金61万円を獲得した。今年の細川は年始からリズムに乗り切れない時期が続き、5月末の時点で女子賞金ランキング37位と大きく出遅れていた。しかし6月に入って芦屋ヴィーナスシリーズで優出5着、この若松オールレディースで優出3着とリズムを取り戻して2節連続優出をマーク。女子賞金ランキングは24位まで一気に巻き返してきた。4年連続6回目のクイーンズクライマックス出場をめざす細川が、夏場の女子戦線でカギを握る存在となってきそうだ。
【2023年女子賞金ランキング】(6月22日終了時点)
1位 倉持 莉々 25,141,000円
2位 長嶋 万記 25,052,000円
3位 高田 ひかる 22,042,000円
4位 守屋 美穂 19,129,000円
5位 遠藤 エミ 18,741,000円
6位 浜田 亜理沙 18,377,000円 (若松優勝戦2着)
7位 堀之内紀代子 18,233,000円 (若松優勝戦1着)
8位 寺田 千恵 18,084,000円
9位 田口 節子 17,143,000円
10位 西橋 奈未 17,027,000円
11位 宇野 弥生 16,345,000円
12位 三浦 永理 16,325,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 大山 千広 16,041,000円
14位 渡邉 優美 15,942,000円
15位 小芦 るり華 15,462,000円
16位 中谷 朋子 15,113,000円
17位 中村 桃佳 14,785,000円
18位 川野 芽唯 14,568,000円
19位 平山 智加 13,719,000円
20位 大瀧 明日香 13,436,000円
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22位 金田 幸子 12,654,000円 (若松優勝戦6着)
24位 細川 裕子 12,454,000円 (若松優勝戦3着)
58位 今井 美亜 9,086,000円 (若松優勝戦5着)
96位 米丸 乃絵 6,993,000円 (若松優勝戦4着)