レースリポート
11Rで女子2000勝レーサー3人が4年半ぶり対決 下関オールレディース
2023.06.13
ナイターの下関オールレディース(6月11日~16日開催)は2日目が終了した。川野芽唯(福岡)が1・2・1・1着で予選首位に立った。予選2位に櫻本あゆみ(群馬)、予選3位に池田浩美(静岡)がつけている。
さてシリーズ中盤に入る下関オールレディースだが、3日目の番組表を見て真っ先に目がいくのは11Rだろう。
<下関 3日目 11R 予選特選>
1号艇 海野ゆかり(広島) 通算2004勝
2号艇 日高 逸子(福岡) 通算2456勝
3号艇 安達 美帆(埼玉) 通算401勝
4号艇 山川美由紀(香川) 通算2676勝
5号艇 加藤 綾(三重) 通算390勝
6号艇 赤井 睦(徳島) 通算82勝
※()内は支部
女子レーサーの通算1着回数ベスト5は、1位が山川美由紀(2676勝)、2位が日高逸子(2456勝)、3位が寺田千恵(2221勝)、4位が谷川里江(2199勝)、5位が海野ゆかり(2004勝)。女子の2000勝レーサーはこの5人だが、そのうち3人が3日目11Rで激突する。日高はレーサー人生38年、山川も11月で38年、海野は11月で31年になる。
1号艇に座るのは海野ゆかり。前節の児島一般戦で2000勝レーサーの仲間入りを果たしたばかりだ。今節はここまで5・1・4・3着で予選13位。2連対率30位タイの低勝率モーターにやや苦戦している。初日ドリーム戦では1号艇でインからきっちり逃げ切っただけに、このレースでもイン逃げを決めたいところだ。
2号艇には日高逸子(福岡61歳)【冒頭の写真】が入る。日高は今年2コースで14戦2勝の1着率14%。2勝はいずれもまくりでマークしており、意外にも今年に入ってまだ2コース差しが1本も決まっていない。日高にとって下関は最近5節で2コース差しを3本も決めている水面だけに、今年初の2コース差しなるか注目だ。
山川美由紀(香川56歳)【写真上】は4号艇で登場。今節手にしたモーターは2連対率45位のワースト機で、初日からリング4本・ピストン2個・シリンダの交換を行うなど機力劣勢は否めないが、得意のカド戦で活路を見出すのか。
ちなみに山川、日高、海野の3人が直接対決するのは、2018年11月の丸亀オールレディース(初日ドリーム戦)以来で約4年7カ月ぶり。その時は山川がインで逃げている。久々の対決を楽しみにしたい。