レースリポート
悪天候が見込まれる4日目 黄金井裕子らが波乗り巧者 江戸川オールレディース
2023.06.01
江戸川オールレディース(5月30日~6月4日開催)は3日目が終了した。地元の平田さやか(東京)が1・1・1・1・4着で予選首位をキープ。予選2位に大豆生田蒼(埼玉)、予選3位に長嶋万記(静岡)がつけている。
さてシリーズは後半戦に入るが、6月2日は台風2号と前線の影響により大雨と強風が予想される状況。不安定な水面でのレースになることは避けられない見込みだ。
そうなると荒れ水面を苦にしない選手が有利になるだろう。今節出場メンバーのなかで、最近1年間(2022年6月1日~2023年5月31日)における風速5メートル以上でのレースの勝率ベスト10は以下のようになる。
<最近1年間 風速5m以上での勝率上位>
1位 長嶋 万記 7.68 (41戦14勝)
2位 中谷 朋子 7.19 (32戦11勝)
3位 深川麻奈美 6.51 (35戦9勝)
4位 平田さやか 6.33 (39戦9勝)
5位 山下 友貴 5.65 (34戦7勝)
6位 中村かなえ 5.63 (46戦11勝)
7位 黄金井裕子 5.60 (20戦3勝)
8位 片岡 恵里 5.48 (25戦3勝)
9位 清埜 翔子 5.39 (49戦12勝)
10位 安井 瑞紀 5.32 (22戦6勝)
長嶋万記と中谷朋子のA1勢2人が勝率7点台とさすがの数字。どんな水面状況でも結果を残せる選手だけに水面が荒れても信頼度は抜群だ。
7位には黄金井裕子(埼玉39歳)【冒頭の写真】が入ってきた。最近1年間の全レースでの勝率は4.00だが、風速5メートル以上になると5.60まで跳ね上がっている。江戸川を苦にしていない印象で、昨年9月の江戸川オールレディースでは追い風9メートルという厳しいコンディションのなか、道中逆転で1着を奪うレースもあった。また今節も2日目6Rで目の覚めるような4コースまくりを決めて3連単2万円台の高配当を提供している。4日目は3R3号艇と9R6号艇で登場。どんな走りを見せるのか楽しみだ。
上の表の10位にいる安井瑞紀(岡山30歳)【写真上】にも注目したい。江戸川は過去4節走って準優出2回と上々の成績。印象深いのは当地前走となる2020年の江戸川オールレディースで、追い風5メートルのなか鮮やかな5コースまくりを決め、インの長嶋万記を破って3連単3万円台の大穴を開けたレース。4日目は4R6号艇と9R4号艇で登場。舟券のカギになってくる可能性が十分だろう。