レースリポート
滝川真由子が連勝でレディースチャンピオンへ前進 大山千広は痛恨F 蒲郡ヴィーナス
2023.05.24
ナイターの蒲郡ヴィーナスシリーズ(5月23日~28日開催)が開幕した。初日メインカードの12Rドリーム戦は、1号艇の大山千広(福岡)がインからプラス03のフライングを切る大波乱に。2号艇の中谷朋子(兵庫)が2コース恵まれで1着となり、2着に3号艇の金田幸子(岡山)、3着に5号艇の三浦永理(静岡)が入った。3連単は2-3-5で3070円の18番人気決着。1絡みの舟券は返還。
なお大山はF休みが7月17日~8月15日の30日間となるため、津レディースチャンピオン(8月1日~6日開催)には出場できなくなった。
逆に津レディースチャンピオン出場へ大きく前進したのが滝川真由子(愛知県出身、長崎支部34歳)【冒頭の写真】だ。2Rで3コースまくり、10Rでイン逃げを決めて初日連勝発進。滝川は前日(5月22日)の時点で津レディースチャンピオンの選考勝率が5.67で50位前後だったが、この連勝で5.71として47位前後までアップした。
滝川真由子は愛知県出身でかつては愛知支部に所属しており、蒲郡は古巣の水面。当地では昨年9月のヴィーナスシリーズで優出6着の活躍を見せるなど、蒲郡最近3節で2優出と好相性だ。レディースチャンピオンは2015年の丸亀で優勝した実績。今節は津レディースチャンピオン出場への勝負駆けはもちろん、V争いでも注目の存在となってきそうだ。
今節出場メンバーでは樋口由加里(岡山35歳)【写真上】も津レディースチャンピオン出場へ勝負駆け中。初日は6R5号艇で2着と上々の走りを見せ、選考勝率は前日5.45から5.46へわずかにアップした。現状ボーダーは5.60前後となっており、逆転するのはかなり難しい状況ではあるが、どんな戦いを見せるのか注目したい。滝川と樋口の102期コンビが今節のV戦線でカギを握ってくるかもしれない。
津レディースチャンピオンの選考期間(2022年6月1日~2023年5月31日)は残り8日という大詰め。土壇場になって悲喜こもごものドラマが生まれているだけに、最後の最後まで目が離せない。