レースリポート
戸敷晃美の10号機など”G1優出モーター”が活躍 若松ヴィーナスシリーズ
2023.05.13
ナイターの若松ヴィーナスシリーズ(5月11日~16日開催)は2日目が終了した。宇野弥生(愛知)が2・1・1着で予選首位を快走。予選2位には戸敷晃美(福岡)、予選3位には三浦永理(静岡)がつけている。
さてシリーズ序盤の2日間を終えた若松ヴィーナスシリーズだが、ここまで目立っているのは"G1優出モーター"の動きだ。若松の現モーターは昨年11月に使用開始。これまで6カ月間ほど使われているが、その間に1月の周年記念、2月の九州地区選、4月のマスターズチャンピオンとG1を3節も走っている。そのG1で活躍したモーターが今節も結果を残しているのだ。
特に光るのは戸敷晃美(福岡26歳)【冒頭の写真】の10号機。これは地区選で末永和也がG1初Vを飾って話題になったモーターだ。戸敷は今節ここまで1・2・1・1着で予選2位につける活躍。4走で3本の展示1番時計を出す快速パワーを武器に、2コース差し、イン逃げ、3コースまくりと早くも3勝を挙げている。戸敷は昨年5月の若松ヴィーナスシリーズでマークした節間5勝が自己ベスト。今節はその更新が狙えそうな勢いだ。
周年記念で池田浩二が優出2着に入ったモーター23号機は三浦永理が今節ゲット。ここまで1・1・2着で予選3位につけている。三浦は最近3節で2優出と近況好調なだけに、23号機をきっちり仕上げてV争いを沸かせる存在となってきそうだ。
周年記念で羽野直也が優出3着に入ったモーターは42号機。今節は中村かなえ(東京29歳)【写真上】が引き当てた。2日目6Rで鋭い舟足を見せて4コースまくりを決めるなど、ここまで3・2・1着で予選6位につける活躍。中村は昨年10月の丸亀ヴィーナスシリーズを最後に優出から遠ざかっているが、今節は約7カ月ぶりの優出へチャンス到来か。
そのほかのG1優出モーターでは、上田紗奈の53号機や、黒明花夢の2号機、宮崎安奈の38号機なども上々の動きで見せ場をつくっているだけに目が離せない。