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レースリポート

(C)BOATRACE 森下愛梨

サッカー女子・森下愛梨の華麗なゴールに期待!

2023.04.16

春を迎えスポーツ大会が盛んに行われているが、女子サッカーも同様、「なでしこリーグ1部」も第5節に入っている。
きのう15日の土曜日が2試合、きょう16日の日曜日が4試合である。

きのう行われた朝日インテック・ラブリッジ名古屋と静岡SSUボニータの試合(CSアセット港サッカー場:名古屋市内)の試合は6対1で名古屋が勝利。6位から暫定2位に上がっている。
今シーズン就任した森山泰行監督が課題に挙げた「コミュニケーション」と「トランジション」が機能した格好だった。

「コミュニケーション」とは、誰かに与えられるのではなく、相互に考え行動しながらチームを向上させていくために不可欠なもの。指導者としては、見守らなければならない。

また、「トランジション」とは切り替えのことだという。
攻守の切り替えの早さやテンポの変化によって、相手チームを置き去りにすることができる。パスの長さやタテヨコの変化にも共通していえることだ。

この「トランジション」こそサッカーという競技の醍醐味(だいごみ)のひとつであり、他の競技にも共通した面白味といっていいだろう。

たとえば、ボートレースである。

6艇が同じ速度、同じハンドルワーク、同じ旋回角度でターンすれば、理論的には内側艇が勝つことになる。
しかし、そうばかりでないのが実際。
2022年4月から2023年3月までの各コース1着率(全レース場)がその証左だ。
1コース 56.0%
2コース 14.1%
3コース 12.3%
4コース 10.2%
5コース  5.6%
6コース  1.7%

圧倒的に1コースが強いが、裏を返すと44.0%の確率で負けることになる。
そこには、スリット隊形をはじめ、絶妙な間合いや鋭いターンなどの要因が絡みあっており、森山監督のいう「トランジション」、つまり「変化」が存在しているのだ。

(C)BOATRACE 森下愛梨

女子サッカー選手として活躍していた森下愛梨(静岡支部26歳)【写真2枚】なら、その意味はよく理解できるだろう。
小学校4年生から高校3年生までサッカーをやっていたアスリートである。

2017年5月に浜名湖でデビューし、やがて丸6年になる森下愛梨。着実に成績を伸ばしてはいるが、未だ勝率5点台をマークしていない。着実に1着回数を増やしているものの、課題はボールキープ力、つまり着をライバルに奪われない走りだろう。攻め過ぎれば、カウンターをもらうこともある。

次の競走は4月27日~5月2日の「浜松市長杯争奪戦やらまいかカップ」。今期ラスト競走である。
期間勝率を5.17としている現在、たとえA2(想定ボーダーは5.38付近)に手が届かなくとも5点台を獲得する意義は大きい。
レースのトランジションを生かした華麗なレースを武器に、強豪男子レーサーに立ち向かってほしいものだ。

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