レースリポート
野球大好きレーサー 山口支部の福山恵里奈がレギュラー定着を狙う
2023.04.08
「球春」という言葉があるように、春は野球シーズンの到来を告げてくれる。
プロ野球をはじめ今、全国各地で野球大会が花盛りだ。
たとえば、日本野球連盟が主催している「第69回JABA静岡大会」には関東・東海地区の16チームが参加。予選リーグを勝ち抜いた4チームが準決勝に進むことになる。
最終日は4月10日(月)。浜松球場で準決勝2試合と決勝が行われる予定となっており、優勝チームは今年11月3日に開幕する第48回社会人野球全日本選手権大会への出場権を手にすることができる。
また、高校は地区の春季大会、大学では春季リーグがスタートした。
今年はWBCもあり、センバツ甲子園大会も無事閉幕した。野球好きにとってたまらない年といっていいだろう。
野球に限らずスポーツに青春をかける姿はまばゆいばかりだが、山口支部のボートレーサー福山恵里奈(126期・27歳)【写真2枚】のようなタイプは決して多くない。
中学時代はハンドボール、高校でソフトボール、大学(武庫川女子大学)に入ると軟式野球に取り組み、投手として全国大会ベスト4の成績を収めている。
さらに、あの「ビールいかがですか~」のアルバイトを甲子園球場でしたほどの野球大好きである。
そんな126期生もこの5月で4年目に入る。
きょう8日現在、デビューから485走し6勝となかなか勝ち切れないでいるが、兆しはある。これまで2.48が最高だった勝率が2.78まで上がっているのだ。
とりわけ3コースで結果を出しはじめており、スピードをもって旋回する意志を感じさせている。
野球になぞらえれば、まだまだレギュラークラスではないが、思い切りのよさを武器に、展開のど真ん中に速球を投げ込んでほしいもの。失敗を怖れず戦うことができれば、主力女子の座を獲得することができるだろう。
現在参戦中の唐津一般戦は、あす9日が最終日。一矢報いてほしいものである。