レースリポート
児島ヴィーナスシリーズ優勝戦 今期、復調印象付ける佐々木裕美の2コース差し
2023.03.31
ボートレース児島は31日、ヴィーナスシリーズ第24戦の最終日を迎えた。
シリーズの看板レーサーである地元の田口節子・寺田千恵・金田幸子が優出。さらにF2ながら女子レーサー活躍の象徴として注目される平高奈菜もファイナルに残るなど素晴らしい顔ぶれとなった。
これに、B1級の佐々木裕美と孫崎百世がどう挑むかも楽しみである。
上図のように児島優勝戦2号艇の佐々木裕美(山口支部43歳)【写真2枚】は、今シリーズ5勝を挙げており好気配。「チルトを0度にして乗りやすくなりました。私がこの成績を取れるのだからいいと思います」と報道陣に謙遜してみせている。
しかし、2009年前・後期を通じA1級をマーク、以降も半分以上の期でA2としている実力者は、現在B1ながら今年7月から適用される新勝率は5.63。A2想定ボーダーが5.40付近であることからA2級復帰は十分視野に入っている。
「勝負の世界は厳しいですが、仕事と割り切って仕方なくレースするようなことはしたくない。プロとしての誇りをもって、ファンの皆さまに恥ずかしくないレースをしたい…」。
こう語ったことがある佐々木裕美。
2022年11月以降、1着率38.4%の2コースから鋭く差し切りを狙う児島優勝戦だ。