レースリポート
10年ぶりの”F2優勝”を狙う平高奈菜が踏ん張って予選首位浮上 児島ヴィーナス
2023.03.28
児島ヴィーナスシリーズ(3月26日~31日開催)は28日、3日目が終了した。現時点での予選上位18人は以下のとおり。
1位 平高 奈菜(香川) 9.50
2位 佐々木裕美(山口) 9.20
3位 土屋 南(岡山) 9.17
4位 孫崎 百世(滋賀) 8.40
5位 田口 節子(岡山) 8.17
6位 藤原 菜希(東京) 8.00
7位 寺田 千恵(岡山) 7.83
8位 中村 桃佳(香川) 7.67
9位 西岡 成美(徳島) 7.60
10位 薮内 瑞希(岡山) 7.20
11位 安井 瑞紀(岡山) 7.20
12位 角 ひとみ(広島) 7.20
13位 勝浦 真帆(岡山) 7.00
14位 黒澤めぐみ(東京) 7.00
15位 福岡 泉水(兵庫) 6.80
16位 若狭奈美子(岡山) 6.60
17位 冨名腰桃奈(福岡) 6.40
18位 稲生 夏季(東京) 6.40
※()内は支部
予選首位に浮上したのは平高奈菜(香川35歳)【冒頭の写真】だ。前節の下関戦でフライングを切って今期F2となってしまった平高だが、今節ここまで2・2・3・1・1・1着とオール3連対の活躍。2日目後半から3コースまくり差し、5コースまくり差し、イン逃げで3連勝を飾るなど勢いを増している。
F2持ちの大きなハンデを背負いながらV争いを引っ張る大活躍。しかし平高ならそれも決して驚くべきことではない。
平高は過去にF2以上を5回経験し苦しんだが、ハンデを背負った状態で幾度も活躍を見せてきた。例えば2011年にF2だったときは、F2持ちの状態で3節走って2優出をマーク。下関女子リーグ(優出4着)と徳山オール女子戦(優出3着)で2節連続優出をやってのけた。また2013年にF2だったときは、芦屋女子リーグで優勝を記録。2・2・2・2・1・1・3・1・2・2・1着のオール3連対Vという離れ業を演じている。さらに2018年にF3だったときも、F2持ちの状態で大村一般戦で優出6着という活躍があった。平高はF2持ちで計4優出1Vと踏ん張った実績を持っているのだ。
今節、児島4日目の平高は5R3号艇と11R1号艇で登場。2013年芦屋女子リーグ(4コースまくり差しV)以来、約10年ぶりの"F2優勝"に向け、予選トップ通過を果たすのか注目したい。
平高を追うのは得点率9点台をマークしている2人だ。佐々木裕美(山口43歳)【写真上】は1・3・1・2・1着のオール3連対で予選2位につける活躍。2020年7月の丸亀ヴィーナスシリーズ以来となる予選トップ通過を狙い、4日目は12R5号艇で登場する。
土屋南は1・1・1・4・2・2着で予選3位。4日目は6R4号艇と11R5号艇で、特に11Rは平高と直接対決になる。土屋は前回(2022年1月)の児島ヴィーナスシリーズ覇者。大会2連覇に向けて予選トップ通過をめざしたい。