レースリポート
3日目12Rは波乱の気配 勝浦真帆のスタート力がカギ握る 児島ヴィーナス
2023.03.27
児島ヴィーナスシリーズ(3月26日~31日開催)は27日、2日目が終了した。2日目メインカードの12R「クラリスドリーム」は2号艇の藤原菜希(東京)が快勝。2コースからコンマ02のトップスタートで差し切った。2着には4号艇の中村桃佳(香川)、3着には1号艇の寺田千恵(岡山)が入り、3連単2-4-1で9590円の28番人気決着となっている。
さてシリーズ中盤戦に入る児島ヴィーナスシリーズだが、3日目の注目カードには12Rを挙げたい。
<児島 3日目 12R 記者選抜戦>
1号艇 平高 奈菜(香川) 今期1コース1着率60%
2号艇 勝浦 真帆(岡山) 今期2コース1着率11%
3号艇 寺田 千恵(岡山) 今期3コース1着率33%
4号艇 間庭 菜摘(福岡) 今期4コース1着率0%
5号艇 中村 桃佳(香川) 今期5コース1着率25%
6号艇 孫崎 百世(滋賀) 今期6コース1着率0%
※()内は支部
1号艇に座るのは平高奈菜だ。平高は今期F2を抱える苦しい立場。スタートは絶対に無理できない状況にあり、今節ここまで4走のSTはコンマ21、17、30、19とかなり自重している。この3日目12Rも我慢のスタートとなりそうだ。
それに対して2号艇の勝浦真帆(岡山27歳)【冒頭の写真】は今節ここまで3走のSTがコンマ09、07、07。女子屈指のスタート巧者が地元水面で持ち味を存分に発揮している。この3日目12Rはスリットで先行できる可能性大。攻め切る場面が十分ありそうだ。
勝浦が攻めれば3号艇の寺田千恵【写真上】にもチャンスが出てくる。寺田は今期3コースで15走し、1着5本(1着率33%)、2着6本(2連対率73%)、3着3本(3連対率93%)と舟券貢献度が非常に高い。目が離せない存在になってくるだろう。
5号艇の中村桃佳も侮れない。前期に5コース1着率30%(20戦6勝)をたたき出し、今期も5コース1着率25%(8戦2勝)をマーク。アウトから展開を突くうまさは女子屈指だ。黄色いカポックで艇団を割ってくるか。