優勝戦のカギはセンター勢　倉持莉々と小芦るり華！　下関ヴィーナスシリーズ

　ナイターの下関ヴィーナスシリーズ（3月13日～18日開催）は17日、5日目が終了。18日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。

＜下関 最終日 12R 優勝戦＞
1号艇　落合　直子（大阪） 優出71回目、優勝8回
2号艇　高憧　四季（大阪） 優出9回目、優勝0回
3号艇　倉持　莉々（東京） 優出18回目、優勝3回
4号艇　小芦るり華（佐賀） 優出7回目、優勝1回
5号艇　西橋　奈未（福井） 優出23回目、優勝3回
6号艇　津田　裕絵（山口） 優出33回目、優勝2回
　※()内は支部

　予選トップ通過の落合直子が準優をイン逃げで制してポールポジションを獲得した。落合は今期インで18戦14勝の1着率78％という充実ぶり。優勝戦でもきっちり逃げ切って昨年9月の桐生オールレディース以来となる優勝を手にしたい。

　打倒落合のカギを握るのはセンター勢だろう。というのも落合は今期インで4敗しかしていないが、その内訳を見ると小芦るり華の3コースまくり、今井裕梨の4コースまくり差し、今井裕梨の3コースまくり、西澤日花里の3コース抜き。すべてセンターに敗れており、3コースが3回を占めている。

　3号艇の倉持莉々(東京29歳)【冒頭の写真】は今年3コースで9戦3勝の1着率33％という好成績。赤いカポックで攻め切る力は十分だ。また倉持はこれまで優勝戦3号艇が4回あるが、3･1･3･1着と2勝をマークする活躍。昨年1月の徳山男女ダブル戦では3コースまくりから道中、遠藤エミとの接戦を制してデビュー初Vを飾り、昨年8月の福岡ヴィーナスシリーズでは3コース差しを決めて優勝している。通算3Vのうち2Vを3号艇で飾っている倉持が今節も魅せるのか。

　4号艇の小芦るり華(佐賀25歳)【写真上】は今期落合のインを破っている数少ない選手の1人。昨年12月の住之江クイーンズクライマックスシリーズ戦の4日目に、3コースまくりを決めて白星を奪っている。小芦は今年4コースで11戦0勝と苦戦しているが、2着が3本、3着が4本あって3連対率は64％と高い。舟券のカギを握ってくる存在かもしれない。