レースリポート
喜井つかさが徳山ヴィーナス優勝 現在21走連続3連対中と絶好調
2023.03.05
徳山ヴィーナスシリーズ(2月28日~3月5日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の喜井つかさ(岡山33歳)【写真4枚】がインからコンマ08のトップスタートを決めて逃げ快勝。2014年10月の大村男女ダブル戦と2016年8月のびわこオールレディースに続く通算3回目の優勝を飾った。
2着には2コースからまくりに行った2号艇の中谷朋子(兵庫)、3着には4コースから差した4号艇の小芦るり華(佐賀)が入り、3連単は1-2-4で870円の2番人気決着となっている。
今節、喜井の全着順は1・2・1・2・1・2・1・3・1・1着。手にしたモーターは64号機で、1月のG2徳山モーターボート大賞で田村隆信が優勝するなど6優出1Vの実績があった注目機。喜井はこの快速モーターとのコンビで初日に4コース差し、2日目に2コースまくりを決めるなど序盤から好パワーを披露した。
そして中谷朋子との最高タイム勝負にまでもつれこむ熾烈(しれつ)なシリーズリーダー争いを制して予選をトップ通過し、準優をイン逃げで快勝してポールポジションを獲得。前節の唐津ヴィーナスシリーズでは予選2位通過も準優1号艇で3着に敗れていたが、今節はその雪辱を果たして優出切符をつかんだ。
優勝戦でもそのパワーはゆるぎなく、中谷の2コースまくりをしっかりブロックして逃げ切りに成功。過去2回の優勝は4コースまくり差しと3コース差しで飾っており、これが自身初の"イン逃げV"となった。
喜井は前節の唐津戦、今節の徳山戦と2節連続で節間オール3連対を達成。現在21走連続3連対中という絶好調ぶりだ。これで今期勝率も6.84まで急上昇。前期に勝率6.33をマークしてA1級初昇格を果たす躍進を見せたばかりだが、それを上回る充実ぶりとなっている。
喜井はこのあと30日間のF休み(3月6日~4月4日)に入り、復帰は4月6日からの浜名湖一般戦の予定。今後の走りからも目が離せない。