土屋南が約5カ月ぶりのまくり快勝！ 準優でも速攻魅せるか　徳山ヴィーナス

　モーニングレースの徳山ヴィーナスシリーズ（2月28日～3月5日開催）は3日、予選ラウンド最後の4日目が終了した。シリーズリーダー争いは喜井つかさ（岡山）と中谷朋子（兵庫）が一歩も譲らない展開に。喜井が1･2･1･2･1･2･1着の得点率10.00、中谷が2･1･1･1･2･1･2着の得点率10.00となり、得点率も上位着位も並んだため、最高タイムで上回った喜井が予選1位の座をつかんだ。

　4日に行われる準優勝戦のメンバーは以下のとおり。

＜徳山 5日目 10R 準優勝戦＞
1号艇　清埜　翔子（埼玉） 通算11優出1V
2号艇　小芦るり華（佐賀） 通算5優出1V
3号艇　間庭　菜摘（福岡） 通算1優出0V
4号艇　後藤　美翼（東京） 通算8優出1V
5号艇　今井　美亜（福井） 通算47優出8V
6号艇　茶谷　　桜（滋賀） 通算17優出0V
　※()内は支部

　準優10Rは2号艇の小芦るり華(佐賀25歳)【写真下】に注目したい。1月のここ徳山オールレディースでデビュー初Vを飾った小芦は、約2カ月ぶりの当地参戦となった今節も1･3･4･3･2･1･2着の好走で予選4位に入る活躍。水面相性の良さをしっかりと見せている。

　小芦は今期2コースで18戦6勝の1着率33％という好成績。前々節のびわこヴィーナスシリーズで準優2号艇に乗り、2コース差しを決めて1着を奪ったばかりだ。徳山連続Vを狙う小芦が今節も魅せるのか。

＜徳山 5日目 11R 準優勝戦＞
1号艇　中谷　朋子（兵庫） 通算141優出25V
2号艇　樋口由加里（岡山） 通算56優出5V
3号艇　土屋　　南（岡山） 通算13優出3V
4号艇　福岡　泉水（兵庫） 通算0優出0V
5号艇　安井　瑞紀（岡山） 通算2優出0V
6号艇　坂　咲友理（大阪） 通算7優出0V

　準優11Rは3号艇の土屋南(岡山26歳)【冒頭の写真】が展開のカギを握りそうだ。土屋は前々期に平均STコンマ11をマークしてまくりを10本も決めた速攻派だが、前期にF2を切ったことも影響してか近況はスタートを自重気味。しばらく持ち前の速攻力が影をひそめていた。

　しかし今節4日目8Rで豪快な6コースまくりを披露。これが土屋にとっては昨年10月の児島戦以来となる約5カ月ぶりのまくり1着だった。本来の姿を取り戻し始めた土屋が準優3号艇でどんな攻めを見せるのか注目したい。


＜徳山 5日目 12R 準優勝戦＞
1号艇　喜井つかさ（岡山） 通算22優出2V
2号艇　森下　愛梨（静岡） 通算1優出0V
3号艇　海野ゆかり（広島） 通算266優出60V
4号艇　岸　　恵子（徳島） 通算85優出9V
5号艇　今井　裕梨（群馬） 通算24優出2V
6号艇　下野　京香（東京） 通算0優出0V

　準優12Rで目が離せないのは3号艇の海野ゆかりだ。これまで準優3号艇で幾度も快走を演じており、最近の半年ほどを振り返っても、昨年7月の若松オールレディースで準優3コースまくり、昨年9月の江戸川オールレディースで準優3コースまくり、今年1月の宮島ヴィーナスシリーズで準優3コースまくりと、準優で3コースまくりを決めたケースが実に3回もある。

　今節はここまで1･4･3･2･2･2･4着とやや苦戦気味の海野だが、そんなときこそ勝負どころで思い切った攻めを見せるのが海野でもある。底力を見せる準優となるのか。