レースリポート
好モーター「実感」の遠藤エミが予選トップ通過 G2蒲郡レディースオールスター
2023.02.25
連日、ナイターで熱戦が繰り広げられているボートレース蒲郡の「G2第7回レディースオールスター」は25日、激しい予選を突破した18人による準優勝戦が行われる。
予選最終日の4日目を振り返ると、2Rのみ北からの追い風だったが、他のレースは北西からの右横風1~2メートルのコンディション。オープニングから降っていた雨は7R後には上がった。決まり手はイン逃げが最多の6本、まくり、まくり差し、抜きがそれぞれ2本ずつ。配当面では、5Rで深尾巴恵が2コースからまくりを決め、2着にも人気薄の川井萌が入り、3連単9万円台の万舟券が飛び出した。
準優メンバーに入った中での急浮上は田口節子(岡山支部42歳)【写真下】。4日目6Rで5コースからまくり差しを決めて今節初勝利を挙げると、続く後半11Rはインから押し切って連勝を飾った。これにより、3日目終了時点では得点率22位タイだったが、一気に9位までジャンプアップ。「4日目は合ってましたね。前半はいいターンができたし、後半は直線が良かった。ようやく、73号機本来の動きを引き出すことができました」と満足げに振り返った。今節出場選手の中では蒲郡4Vは長嶋万記と並んで最多タイ。準優9Rはセンターから一気にまくって優出一番乗りをめざす。
<蒲郡 5日目 9R 準優勝戦>
1枠 川野 芽唯(福岡支部)
2枠 守屋 美穂(岡山支部)
3枠 田口 節子(岡山支部)
4枠 松本 晶恵(群馬支部)
5枠 山下 友貴(静岡支部)
6枠 宇野 弥生(愛知支部)
準優10Rの長嶋万記(静岡支部41歳)【写真下】は「3日目前半の失敗を踏まえて調整をやり直しました。足の良さが戻ったし、一番気に入っているのはターン回り。それでいて伸びも悪くないですよ。大分自分の感覚に近づいているし、スタートも見えやすくなっています」と蒲郡巧者ぶりを存分に発揮している。10Rはインから逃げ態勢に持ち込む。
<蒲郡 5日目 10R 準優勝戦>
1枠 長嶋 万記(静岡支部)
2枠 渡邉 優美(福岡支部)
3枠 鎌倉 涼(大阪支部)
4枠 大瀧明日香(愛知支部)
5枠 出口舞有子(愛知支部)
6枠 中村 桃佳(香川支部)
3日目終了時点では渡邉優美、長嶋万記、遠藤エミ(滋賀支部35歳)【冒頭の写真】によるトップ争いだったが、遠藤が大崩れのない走り(2着2本)で首位の座を奪取し、準優11Rの1枠に。遠藤は「4日目は行き足がバラついていました。そこに関しては修正が必要ですが、走り出してからは良かったです。ターンの抜けや押す感じがいいと思います。今節はずっとエンジンの良さを感じています」と胸を張った。
また、負傷欠場明けの大山千広(福岡支部27歳)【写真下】が4日目10Rをインから01スタートで逃げ切り、今節初1着。得点率6.50の12位で準優11Rの4枠に乗ってきた。01スタートについては「みんなの冗談かと思っていました」と苦笑しつつ、モーターの仕上がりについては「4日目が一番良くなって、中堅ぐらいになりました」とホッと一息。「元気な走りができるように、精いっぱい頑張ります」と語っていた。
<蒲郡 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 遠藤 エミ(滋賀支部)
2枠 平高 奈菜(香川支部)
3枠 高田ひかる(三重支部)
4枠 大山 千広(福岡支部)
5枠 前田 紗希(埼玉支部)
6枠 倉持 莉々(東京支部)