準優は高田ひかるらオーシャンカップ勝負駆け組に注目　蒲郡レディースオールスター

　蒲郡ナイターでのG2第7回レディースオールスター（2月21日～26日開催）は24日、4日目が終わって予選ラウンドが終了。上位18人が25日の準優勝戦に駒を進めた。

　レディースオールスターはG2のため、SGオーシャンカップ(7月18日～児島)の選考対象レースのひとつ。優勝戦で完走すれば着順点（1着10点、2着9点、3着6点、4着5点、5着4点、6着3着）が獲得でき、6日間走り切れば出場点（1節1点）も得ることができる。オーシャンカップの出場ボーダーラインは例年20点前後。選考締め切りは4月末だ。こうした視点で推理するのも面白い。

　準優勝戦の組み合わせと、現時点でのオーシャンカップ選考ポイントは以下のとおり。

＜蒲郡 5日目 9R 準優勝戦＞
1号艇　川野　芽唯（福岡） 0点
2号艇　守屋　美穂（岡山） 28点
3号艇　田口　節子（岡山） 18点
4号艇　松本　晶恵（群馬） 0点
5号艇　山下　友貴（静岡） 0点
6号艇　宇野　弥生（愛知） 0点
※()内は支部

　9Rのメンバーでは守屋美穂がすでに28点を持っており地元児島オーシャンカップへ出場当確ランプ。田口節子は現在18点を保持しており、ここで優出すれば地元SG出場権獲得へ大きく前進できる。

　守屋と田口といえば昨年の桐生レディースオールスターの優勝戦が記憶に新しいところ。守屋が4コースからまくって優勝し、田口がイン戦3着に敗れたレースが思い出される。今年は両雄が準優で激突。どんな勝負を演じるのか注目だ。

＜蒲郡 5日目 10R 準優勝戦＞
1号艇　長嶋　万記（静岡） 11点
2号艇　渡邉　優美（福岡） 0点
3号艇　鎌倉　　涼（大阪） 9点
4号艇　大瀧明日香（愛知） 0点
5号艇　出口舞有子（愛知） 0点
6号艇　中村　桃佳（香川） 16点

　10Rのメンバーでは中村桃佳が現在16点を保持。優出すればSG出場切符に手が届く可能性大だ。昨年11月の鳴門G2レディースチャレンジカップで6コースから優勝するなどアウトからでも強い中村が、準優6号艇でどんな立ち回りを見せるのか。

　長嶋万記と鎌倉涼【写真下】は今節優勝戦1着か2着ならチャンスが出てきそうな状況。まずは優出をめざしたい。

＜蒲郡 5日目 11R 準優勝戦＞
1号艇　遠藤　エミ（滋賀） 13点
2号艇　平高　奈菜（香川） 18点
3号艇　高田ひかる（三重） 15点
4号艇　大山　千広（福岡） 12点
5号艇　前田　紗希（埼玉） 0点
6号艇　倉持　莉々（東京） 0点

　11Rには現在10点台の選手が4人も入る組み合わせになった。なかでも注目したいのは高田ひかる(三重28歳)【冒頭の写真】だ。現在オーシャンカップ選考ポイントは15点。今節と4月の津周年で出場点を2点加算できることを考えると、20点の大台に乗せるために必要なのはあと3点。すなわち今節優出すれば6着でも20点に手が届く計算だ。

　高田は準優の3号艇で登場。十八番の3カドという作戦も考えられる。ただ高田は前期は3コースで1着率36％（25戦9勝）の好成績だったが、今期は1着率18％（17戦3勝）とややトーンダウン。昨年12月の尼崎戦で3コースまくりを決めたのを最後に、現在3コースは10連敗中とリズムを崩している。オーシャンカップ切符もかかる準優の大一番で、久々に高田の3カド速攻が出るのか注目したい。