レースリポート
平高奈菜が得点率4位に! トップは渡邉優美、高田ひかる、遠藤エミが並走 蒲郡レディースオールスター
2023.02.24
愛知県蒲郡市のボートレース蒲郡でナイターの熱戦が続く。「G2第7回レディースオールスター」は23日、開催3日目が終了した。3日目も北西からの右横風で幕を開け、ベースは右横風だったが、6・10・11Rで追い風になったり、風向は一定ではなかった。
決まり手は、逃げが最多の6本、まくりは4本、まくり差しと恵まれが1本ずつ。配当面では、2日目に妨害失格をしていた西岡成美が1Rでまくり差しを決め、3連単で3万円台の万舟券が飛び出した。
また、3日目は事故が続いてしまい、3Rで浜田亜理沙が妨害失格。エンストの佐々木裕美と共に途中帰郷した。7Rでは刑部亜里沙が選手責任の転覆失格。8Rはスロー水域から起こした日高逸子、細川裕子、中田夕貴の3選手が痛恨のスリットオーバーで返還。9Rはインの岩崎芳美がピット離れ後の接触によりボートが破損、選手責任外の出遅れ返還。10Rは深川麻奈美が選手責任の転覆となった。
そんなサバイバル模様となった中、渡邉優美、高田ひかる、遠藤エミの3人が得点率8.50で並んだ。渡邉優美(福岡支部30歳)【写真上】は「いい人はいるかもしれませんが、自分のエンジンは機歴を思えば本当に良く動いてくれていると思います」と笑顔で振り返る。「足的には、もうこれ以上は求められないだろうし、今の状態をキープしていきたい。あとは気持ちですね」とメンタル勝負を強調していた。
高田ひかる(三重支部28歳)【写真上】は「3日目はチルトをマイナスに下げてプロペラもやって、ターン足寄りで行きました。1マークはターンマークを外してしまったけれど、回ってからの押しが良く日頃ではできないようなターンができました」と満面の笑み。「足はトータルで中の上ぐらい。蒲郡はいつもスタートが難しいけれど、今節もそうですね」とスタートを課題に挙げていた。
遠藤エミ(滋賀支部35歳)は「足はいいですよ。直線がいいし、乗り心地も良かった。エンジンがしっかりしているので変わらずいいです」と冷静な口調で振り返る。4日目は4R2枠と11R3枠で、得点率1位タイ組の中では一番、枠番の条件がいいだけにトップの座に最も近い存在か。
さらに、3日目連勝で4位(8.20)までジャンプアップしたのが平高奈菜。「行き足から伸びで持たせている分、出足の力強さがないです」。恵まれ(F3艇での繰り上がり)とイン逃げで挙げた勝ち星だけに景気のいいコメントは飛び出さなかった。4日目は9R6枠1走の試練が待っている。
一方でボーダーを巡る攻防も激しく、6.00の15位タイには中村かなえ、前田紗希、倉持莉々、18位の5.80には大山千広、19位の5.60には中村桃佳、20位の5.40には魚谷香織、21位の5.25には香川素子、22位タイの5.00には田口節子と西岡育美がいて、逆転での準優入りを狙っている。