レースリポート
「ボート人生2番目の伸び!」とチルト3度の堀之内紀代子 蒲郡G2レディースオールスター
2023.02.23
愛知県蒲郡市のボートレース蒲郡で熱戦が繰り広げられているナイター開催の「G2第7回レディースオールスター」は22日、序盤の2日間が終了した。
2日目も快晴だったが、初日とは打って変わって静水面のコンディション。オープニングの風は北西からの右横風2メートルだったが、2Rから6Rまでは向かい風、7Rから11Rまでは追い風、12Rは無風と一定ではなかった。
決まり手は、逃げとまくりが最多タイの5本ずつ、差しが2本と1マークの主導権を握った艇がそのまま押し切るレースが多かった。また、まくりは2Rから6Rまで5連発。逃げは8Rから12Rまで5連発と極端な傾向だった。
配当面では、2日目の万舟券はゼロ。地元の出口舞有子が2コースからまくった4Rの6410円が最高配当だった。初日が13万円台を含み万舟券が4本だったことを考えると、配当的には水面同様に穏やかな一日だった。それでも、レース内容は激しかった。
2日目の鮮やかなまくり5連発を振り返ってみたい。まず2Rは櫻本あゆみ【写真上】が3コースからツケマイ(同体まくり)。「2日目は前後半ともプロペラをしっかりと合わせられました」と12Rは5着だったが、悲観する様子はなかった。
3Rは2コースの高田ひかるが、ゼロ台スタートを決めたセンター勢を制して先まくり。「いい雰囲気で行けたし、エンジンのポテンシャルを感じます」と話した。
4Rはインの西岡成美が立ち遅れ、2コースの出口舞有子がまくって初勝利を挙げた。「乗り心地が合ってなかったし、足も普通です」と展開の良さを強調していた。
5Rの宇野弥生は【写真上】「ペラをたたいたなりに反応はしてくれるので悪くはないと思いますが、まだ初動のかかりについては一度もいい状態で行けていません」と課題を口にした。
6Rの堀之内紀代子【冒頭の写真】は5コースからチルト3度を駆使して一気にまくった。「2日目は本当に伸びましたね。前検からペラ調整に集中して、ようやく本体を整備することができた。100%伸び寄りで、出足はゼロ。ただ、その伸びについては、前回の蒲郡(昨年9月)がボート人生で1番伸びていたけれど、今は2番目くらいに伸びていると思う」と胸を張る。「ただ、天候次第で状態は日替わりですからね。しっかり調整をしていきたいです」と3日目を見据えていた。堀之内の3日目は7R6枠と12R5枠。チルト3度の強襲なるか、見ものだ。