レースリポート
ファン投票の多さに「入院中、励まされた」と大山千広が元気に復帰! 蒲郡G2レディースオールスター
2023.02.21
ナイター開催の「G2第7回レディースオールスター」(優勝賞金450万円)が21日、愛知県蒲郡市のボートレース蒲郡で6日間の幕を開ける。
モーター等をおさらいしておくと、モーター、ボート、プロペラの3点セットは昨年7月7日のビクトリーカップから使用され、7カ月以上が経過。今回の出場モーターは全て16節以上使われている。エース14号機を引き当てたのは中田夕貴(埼玉支部30歳)【写真下】。開口一番「いいと思います」とニッコリ。「スリットからの伸びが良かったし、ターン回りも良かった。エース機と言われるだけの感じはありました」と好感触をアピールした。初日の出番は8R6枠だ。
初日12Rに行われる「ドリーム戦」のメンバーとファン投票の獲得票数は次のとおり。
<蒲郡 初日 12R ドリーム戦>
1枠 守屋 美穂(岡山支部)1万8213票
2枠 大山 千広(福岡支部)1万7969票
3枠 平高 奈菜(香川支部)1万5831票
4枠 倉持 莉々(東京支部)1万3733票
5枠 高田ひかる(三重支部)1万3252票
6枠 遠藤 エミ(滋賀支部)1万2566票
ドリームメンバーでは倉持莉々、高田ひかる、遠藤エミが好モーターをゲット。倉持莉々(東京支部29歳)【写真下】は「少し重たいけど、直線の感じはすごく良かったですし、乗り心地もいいと思います」と笑顔で答えた。今年は初戦の1月常滑で優勝。「リズム良くこられているのかな。ドリーム戦に選んでもらえたし、より期待していただけていると思うので、結果を残したいです」と意気込みを口にした。
高田ひかる(三重支部28歳)【写真下】は「プロペラは自分の形にたたいて、ドリーム班の中では気持ち、分がいいかなという感じがありました。ただ、回転が上がり過ぎで乗り心地は少し怖かったです」。「前検はチルト0で乗りましたけど、ドリーム戦は0.5にハネるかもしれないですし、マイナスに下げるかもしれません」と初日の試運転で決める方針だ。
遠藤エミ(滋賀支部35歳)は「足併せをしていないので分からないけれど、行き足は良さそうでした。ただ、乗り心地は初動が気になるので、しっかりと合わせたいです」と話した。
最後に、ここがケガから約4カ月ぶりの復帰戦となる大山千広(福岡支部27歳)【冒頭の写真】は「行き足は良かったけれど、伸びがちょっとスリットから売り切れている感じです。プロペラは見ていないけれど、たぶんこっち方向かなって予想があるので、合っていればいいかなと思っています。乗り心地は悪くなかったです」とワースト機だが、悲観はしていない。「入院中にレディースオールスターの発表があって、去年はF2で3カ月、ケガでも休んで半年くらいしか走っていなかったのに票を入れていただいて…。これだけの人が改めて復帰を待ってくれているのだと思うと、入院中も励まされました」とファンへの感謝を述べていた。「レースをしていないので分かりませんが、体の状態は明らかに良くなっています」と明るいコメントが飛び出していた。