レースリポート
G2レディースオールスター直前「BOATBoy黒須田編集長のドリーム戦解説!」
2023.02.20
G2レディースオールスターはボートレース蒲郡にて明日から開催。本記事では、ドリーム戦出場選手の注目ポイントをBOATBoy黒須田編集長が解説する。皆さん、ぜひ参考に!
<2月21日 12Rドリーム戦>
(1)守屋美穂(岡山)○
(2)大山千広(福岡)◎
(3)平高奈菜(香川)○
(4)倉持莉々(東京)△
(5)高田ひかる(三重)○
(6)遠藤エミ(滋賀)◎
◎好相性 ○普通 △苦手
レースタイトルに「オールスター」とあるように、ファン投票で出場選手が決定するのがG2レディースオールスター。昨今の女子人気を反映して多くの投票が集まる、女子ファンにとって待ちに待った一戦だ。
初日ドリーム戦は、SGボートレースオールスターと同様に、ファン投票上位6名が出場する。今年の得票1位は前年度覇者の守屋美穂。昨年に続き、2年連続で堂々のドリーム1号艇だ。近況では、G1中国地区選手権で優勝戦に進出しており、女子戦では明らかに上位の存在。まずはしっかり逃げ切って、連覇に向けて好発進したい。蒲郡では優勝も経験しており、水面に対する不安もないはずだ。
2号艇は大山千広。昨年秋に大怪我を負い、長期欠場を強いられてきたが、このレディースオールスターが復帰戦となる。多くの投票をしてくれたファンの思いを背負って、この大一番に間に合わせてきたかたちだ。蒲郡での大山といって思い出すのは、何といっても19年レディースチャンピオン。圧倒的な強さで優勝したのだから、水面相性が悪かろうはずがない。
3号艇は平高奈菜。昨年末のクイーンズクライマックスでは優勝戦1号艇で惜敗。2年連続でポールポジションにすわりながらティアラ戴冠を逃してしまった。舞台こそ違うが、ここはその雪辱を果たしたい一戦となる。蒲郡ではいまだ優勝歴はないが、4回の優出を果たしており、苦手というわけではない。
4号艇は倉持莉々。昨年はSGボートレースオールスターにファン投票で選ばれており、人気も実力も女子トップクラスであることを示したと言える。今期適用勝率は女子1位! 堂々の優勝候補ということになる。ただ、蒲郡ではあまり実績を残しておらず、優出1回のみ。勝率も5点台にとどまっており、まずは水面をしっかり克服したいところ。
5号艇は高田ひかる。強烈な伸びを引き出して一気にまくる戦法は、やはり人気は高い。この蒲郡では優勝歴はないものの、5回の優出がある。今回も伸び足が仕上がりさえすれば、コース不問で活躍必至。まずはスタート展示などで気配を確認したい。
6号艇は遠藤エミ。昨年はSGボートレースクラシックを優勝し、女子初のSGウィナーに輝いた、“歴史を作った女子レーサー”だ。今回優勝すれば女子4大競走をすべて制覇することになり、もちろん史上初の快挙となる。またもや歴史を作るのかどうか注目される。蒲郡では3回の優勝歴があり、これは得意の大村、地元のびわこに次ぐ数字。女子ビッグコンプリートの可能性は十分あると言えるだろう。