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超ハイレベルなG1近畿地区選 遠藤エミ、馬場貴也の滋賀勢好気配 住之江

2023.02.06

 四国、中国と始まっている地区選ロード。3つ目は大阪市のボートレース住之江で「G1第66回近畿地区選手権」(優勝賞金480万円)が6日にナイターで開幕する。

 近畿地区のレベルの高さは、他地区の選手らから恐れられるほど。過去の優勝者を見ても、その強さがうかがい知れる。ボートレース界の強豪が控える大阪、兵庫、滋賀、福井の4支部から実力者が集結し、初日から激しいパワー出しに加えて、シビアなレースのしのぎ合いが展開される。

 初日と2日目はファン投票で選出されたドリーム戦がメインで行われる。まずは第1弾、初日12R「ドリーム1st」のメンバー、枠番は次のとおり。

<住之江 初日 12R ドリーム1st>
1枠 松井  繁(大阪支部)
2枠 遠藤 エミ(滋賀支部)
3枠 守田 俊介(滋賀支部)
4枠 上條 暢嵩(大阪支部)
5枠 吉川 元浩(兵庫支部)
6枠 中島 孝平(福井支部)

 遠藤エミ【冒頭の写真】が、当地ダブルエースの1つ、11号機をゲットした。昨年末のプレミアムG1クイーンズクライマックスで、長嶋万記が優出3着。行き足や回り足は力強く仕上がる。前検タイムも6秒68と全体の4位タイをマークした。昨年、女子で初めてSGを制し、2日に東京で行われた「令和4年 優秀選手表彰式典」では優秀女子選手、記者大賞、特別賞の〝3冠〟を獲得。23年はさらなる飛躍を狙う。初日は1枠で迎え撃つ松井繁を相手に、どんな立ち回りを見せるか。

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 そんな同県の後輩に負けじと、昨年のMVP・馬場貴也【写真上】が前検1番時計をマークした。駆る62号機は昨年11月、当地のG1高松宮記念で太田和美が乗って優勝。昨年3月22日の初おろしから、素性は変わらずいい。初日は4、8Rに登場。MVPに恥じない走りを展開して、2日目メインの「ドリーム2nd」に向かう。

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 予選スタート組では、地元の落合直子【写真上】が最強のセットをつかんだ。モーターはダブルエースの1つとなる34号機で、昨年末のクイーンズクライマックスでは、守屋美穂が優出6着。1月のオール大阪(全大阪王将戦)では、湯川浩司が2回の新ペラ交換がありながらも軽快な伸びを見せた。ボートは4回の優勝を数え、2連対率50%を誇る「神ボート」33番。この上ない相棒を生かすためにも、初日7R4枠はスタートに集中する。ほかでは、石野貴之や小野達哉が実績機を手にした。

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