レースリポート
大阪支部期待のヴィーナス 高憧四季が初のA1へ迫る!
2023.01.26
2月に開催される蒲郡レディースオールスターファン投票の結果は昨年12月半ばに発表されたが、人気ベスト20に登録番号5000番台が3人入っている。
10位:登番5163 清水 愛海
13位:登番5118 野田なづき
14位:登番5088 高憧 四季
この3選手を勝率順に並べると次のとおりとなる。
高憧 四季 現勝率5.62(11月からの勝率6.38)
清水 愛海 現勝率5.45(11月からの勝率5.98)
野田なづき 現勝率3.62(11月からの勝率3.65)
キャリアの差もあるが、高憧四季が1歩リードしているのが分かる。
昨年12月末、クイーンズクライマックス&クイーンズクライマックスシリーズの開幕にあたり住之江のステージで選手宣誓をおこなったのが高憧四季(大阪支部124期、23歳)【写真2枚】。
緊張のため固くなり、言い直す場面が再三あったが、初々しい姿が印象的だった。大会を盛り上げた1人である。
2019年5月にデビューしたが、17走目には初勝利を挙げている。スピードだけでなくレースにうまさがあり、「新人離れしている」と評する人もいたほどだった。
さらに、2021年2月にはびわこで初優出(5着)、12月のクイーンズクライマックスシリーズ戦で2回目の優出(6着)を果たしている。
そして、昨年は男女混合戦を含め優出6回。間違いなく成長株である。
高校時代には、女子サッカー所属チームが全国大会に進んだ。攻撃的ポジションを任され、チームの活躍に大いに貢献した。バランス感覚や視野の広さは、この時に養われたもの。本人も認めている。
「男女が関係なく勝負できる魅力」に惹かれ、「強くなれば有名になれる」と志を立てた高憧四季のレースは、スピードとテクニックが融合しているだけに見る者を熱くする。
次の出走は2月3日開幕の「びわこヴィーナス!第3回酒処京都新京極スタンド杯」。いまだ成し得ていない優勝を願うファンはきっと多いことだろう。
レディースオールスターファン投票への感謝の気持ちも携え参戦するだけに、びわこの戦いは注目である。