レースリポート
川井萌、坂野さくら、清水未唯ら127期勢が大暴れ 宮島ヴィーナスシリーズ
2023.01.23
宮島ヴィーナスシリーズ(1月22日~27日開催)は23日、2日目が終了した。2日目メインカードの12R「ドリーム2nd」は、3号艇の大瀧明日香(愛知)が3コース差しで快勝。2着にはインから残した1号艇の遠藤エミ(滋賀)、3着には2コースからまくった2号艇の寺田千恵(岡山)が入り、3連単3-1-2で9280円の24番人気決着となっている。
さてシリーズ序盤の2日間を振り返ると、活躍が光っているのは127期勢だ。フレッシュな旋風を巻き起こしている。
静岡127期、21歳の川井萌【冒頭の写真】は初日2連勝をマーク。4コースまくりとイン逃げで開幕2連勝を飾った。川井は前々節の戸田一般戦でも初日2連勝をマークしており、最近3節で2回目の開幕2連勝だ。今節ここまで1・1・4着で予選7位の好位置。デビュー初優出へ期待が高まってきそうだ。
福井127期、25歳の坂野さくら【写真上】は2日目1Rで2コース差し一閃(いっせん)。3連単13万3170円という超高配当になった。坂野はこれがデビュー通算6勝目。2コースからの1着は自身初、差しでの1着も自身初という記憶に残る快走だった。
坂野はデビューからこれまで4期連続で勝率1点台にとどまっておりまだB1級初昇格を果たせていないが、今期に入ってからの勝率は現在3.64と大幅に飛躍中。昨年12月の浜名湖ヴィーナスシリーズではデビュー初準優出も果たすなど近況急成長している。今節もここまで4・1・3着で予選16位と好気配。2回目の準優出が射程圏だ。
滋賀127期、22歳の清水未唯は2日目3Rで4コースまくり差し一撃。道中では守屋美穂の猛追を受けたが、力強く抑えきって価値ある1着を手にした。清水はこれがデビュー通算9勝目で、4コースからの1着は自身初だった。
清水は今節ここまで3・1・2着のオール3連対で予選9位と好調。昨年8月の福岡ヴィーナスシリーズ以来となる2回目の準優出はもちろん、デビュー初優出へのチャンスも出てきそうな勢いだ。
127期の女子レーサーといえば、21日の鳴門で通算3回目の優出をした清水愛海の活躍が目立っているが、他の選手たちも着々と成長を見せている。いままさに舟券の狙い頃は127期、といって間違いないだろう。