レースリポート
児島優勝戦 男子5人相手も出世水面で女子・浜田亜理沙に期待!
2023.01.23
ボートレース児島では22日に準優勝戦が行われた。男女混合戦ということもあり、注目されたシリーズのファイナルには浜田亜理沙(埼玉支部34歳)【写真3枚】が名を連ねている。23日、児島優勝戦の番組は次のとおりだ。
イン戦だった準優は2着に敗れた浜田だが、「調整が合えば行き足から伸びを中心に出足も含めすべていい感じになります」と話している。特に、3コースからまくり差しを決めた3日目の後半(11R)が最も良かったという。その水準が調整の目安だ。
デビューは2009年5月の宮島。104期生として、また広島支部の新人女子として注目されたが、それには理由があった。
94期の菅野はやか以来、広島支部から女子レーサーが5年間も誕生していなかったからだ。
そして、女子レーサーの顔・海野ゆかり(71期)を師と仰いでいたこと、スピードとキレのあるターンを武器としていたことも影響している。
そんな中、2012年2月に児島で初優勝を果たした。当時の女子リーグだった。
1つ内の田口節子の動きをみて「まくり差し!」と判断。5コースから見事に突き抜けたのだ。
これにより、その年の若松レディースチャンピオンの出場権を獲得。初のG1レースで白星も挙げている。
その後、104期同期の中田竜太と2013年1月に結婚式を挙げた。その少し前に埼玉支部へ所属変更しているが、魅力は変わっていない。むしろ増しているといってもいいだろう。
その1つが天真爛漫(らんまん)さ。ありのまま朗らかであっけらかんとしているのだ。
そして、レース展開力と意外性も特徴の1つ。高速ターンで展開を鋭くとらえるのである。
迷いがなければ大きなチャンスが巡ってくる可能性は十分ある。舞台が出世水面なだけに気になってしかたがない。