レースリポート
初日1着の6人が2日目ドリーム戦で激突 寺田千恵がカギ 宮島ヴィーナス
2023.01.22
宮島ヴィーナスシリーズ(1月22日~27日開催)が開幕した。初日メインカードの12R「ドリーム1st」は4号艇の守屋美穂(岡山)が4コース差しで快勝。2着には1号艇の海野ゆかり(広島)、3着には2号艇の長嶋万記(静岡)が入り、3連単4-1-2で4490円の14番人気決着となっている。
2日目のメインカードは12Rの「ドリーム2nd」。ダブルドリームの後半戦として行われる。
<宮島 2日目 12R ドリーム2nd>
1号艇 遠藤 エミ(滋賀) 初日1・3着
2号艇 寺田 千恵(岡山) 初日1着
3号艇 大瀧明日香(愛知) 初日1・5着
4号艇 三浦 永理(静岡) 初日1・2着
5号艇 落合 直子(大阪) 初日1着
6号艇 喜井つかさ(岡山) 初日1着
6人全員が初日に1着をマーク。遠藤エミは3コースまくり、寺田千恵は4コース恵まれ、大瀧明日香は2コースまくり、三浦永理はイン逃げ、落合直子は3コース抜き、喜井つかさはイン逃げで今節白星スタートを切っている。
なかでも注目したいのは寺田千恵【冒頭の写真】だ。今節手にしたモーター32号機は2連対率44.6%で10位につけている上位機。前節の正月レースでは井内将太郎が乗り、準優3着で惜しくも優出は逃したものの1・2・4・2・2・2・2・2・3・1・1着と大崩れのない走りを披露。節間11走で展示1番時計を9本も出す快速パワーを見せていた。このモーターを引いた寺田は前検タイム2位タイと好気配を見せ、初日に4コースから1着を奪う上々の発進。今節V争いをにぎわす存在になってくる可能性十分だろう。
2日目ドリーム戦は2号艇で登場。寺田千恵は前期(5月~10月)2コース1着率44%(23戦10勝)をマークするなど女子屈指の2コース巧者として知られる。黒いカポックで鋭い差しハンドルを見せるのか注目したい。
迎え撃つ1号艇は遠藤エミだ。1号艇遠藤vs2号艇寺田という対戦は意外にも昨年は一度もなく、2021年12月の福岡クイーンズクライマックスのトライアル2日目以来と久々(遠藤4着、寺田3着)。女子初のSG優勝者と女子初のSG優出者というレジェンド2人が、内枠でどんな勝負を演じるのか楽しみだ。