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堀之内紀代子が鳴門オールレディースVで女子賞金ランキング2位に浮上

2023.01.21

 モーニングレースの鳴門オールレディース(1月16日~21日開催)が終了した。優勝戦は3号艇の堀之内紀代子(岡山)【写真2枚】が3コースまくりで快勝。2着に5号艇の渡邉優美(福岡)、3着に6号艇の清水愛海(山口)が入り、3連単3-5-6で6420円の27番人気決着となっている。

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 勝った堀之内は昨年10月のびわこオールレディース以来となる優勝で通算10V。鳴門では5回目の優出で当地初Vとなった。堀之内の優勝戦でのチルトは0度。今節はチルト3度を3回使い5、4、6着。後半の5連勝はすべてチルト0度だった。

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 堀之内はこの優勝で賞金105万円を獲得。今年の女子賞金ランキングで2位まで上がってきた。昨年女子賞金ランキング12位に入ってクイーンズクライマックス初出場の切符をつかんだ堀之内だが、年末の大一番では6・6・5・6着と見せ場をつくれず惨敗。悔しい思いを味わった。再びあの舞台に立って雪辱を果たすべく決意を新たにしたことだろう。そんな思いを体現するように今年は年始から気迫あふれる走りを連発。着々と賞金を上積みしている。今年も堀之内がクイーンズクライマックス出場権争いを面白くしてくれそうな気配十分だ。

 渡邉優美は優勝戦5号艇で2着に入る好走。価値ある賞金75万円を獲得した。今年に入って福岡正月レースで優勝、鳴門オールレディースで優出2着と立て続けに大活躍。女子賞金ランキング首位を走っている。

 思い返せば渡邉は昨年も年始から大村オールレディース優出2着、多摩川オールレディース優勝、尼崎レディースVSルーキーズバトル優出2着と3節連続優出をマークする活躍。1月終了時点で女子賞金ランキング首位にいた。しかしそのあと2月と6月にフライングを切ったのが響いて失速。女子賞金ランキング14位でクイーンズクライマックス出場を逃す悔しい結末になった。昨年の失敗を糧に2023年シーズンを戦う渡邉が、今年はどんなクイーンズクライマックス出場権争いを演じるのか注目だ。


【2023年女子賞金ランキング】(1月21日現在)
1位 渡邉  優美 4,331,000円 (鳴門優勝戦2着)
2位 堀之内紀代子 2,975,000円 (鳴門優勝戦1着)
3位 遠藤  エミ 2,729,000円
4位 小芦 るり華 2,680,000円
5位 平山  智加 2,578,000円
6位 中村  桃佳 2,288,000円
7位 中谷  朋子 2,282,000円
8位 原田  佑実 2,217,000円 (鳴門優勝戦6着)
9位 川野  芽唯 2,202,000円
10位 細川  裕子 2,190,000円
11位 寺田  千恵 2,142,000円
12位 清水  愛海 2,052,000円 (鳴門優勝戦3着)
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 倉持  莉々 2,051,000円
14位 向井  美鈴 2,042,000円
15位 高橋  淳美 2,031,000円
16位 西岡  成美 1,954,000円 (鳴門優勝戦5着)
17位 日高  逸子 1,921,000円
18位 櫻本 あゆみ 1,791,000円 (鳴門優勝戦4着)
19位 清埜  翔子 1,766,000円
20位 武藤  綾子 1,727,000円

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