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レースリポート

(C)BOATRACE 植木美帆

「できるまでやろうとする粘りが自分の長所」 131期・植木美帆の活躍に期待!

2023.01.17

「無事故完走という目標は達成できましたが、プロの世界は甘くないと感じました」。
昨年11月、デビュー戦の平和島を走り終えた18歳の植木美帆(東京支部)【写真】はこう話した。

この131期は石渡鉄兵の息子、石渡翔一郎(東京支部)が首席。トップの勝率7.65をマークしたばかりか養成所修了記念レースでも優勝。さらに12月、桐生でデビュー初勝利を飾っている。
この期で1着があるのは、この石渡翔一郎のほか、石本裕武(大阪支部)・松田淳平(三重支部)の3人である。

「同じ東京支部に、考え方も行動力も素晴らしい同期がいてくれてとても心強いです」と、石渡翔一郎について誇らしく語るのは東京支部の植木美帆。131期女子6人組の1人である。

(C)BOATRACE

ここまで33走しているが、まだ連絡みは3着1本の植木美帆。プロのレベルの高さを知った2カ月あまりといっていいだろう。
4着は3本あり、あと一歩で何回か舟券に貢献できるところまできているのも事実だ。

(C)BOATRACE 多摩川(植木美帆)

「3歳のころからクラブチームに入るなど、運動は器械体操一本」と語るスポーツレディースはガッツが身上。養成所時代は教官から「性格がプロ向き」と評されている。

「できないと悔しいので、できるまでやろうとするところがあります」という自己評価は、難易度の高い演技に挑戦する体操競技を通じて培われたものであろう。

「目標は遠藤エミさんや大山千広さん」と語るように高い目標に向かって歩み出した植木美帆の持ち味はスピードとキレ。男子選手に負けない豪快でキレのいいターンをめざし、日々研鑽を積んでいる最中だ。

次の競走は、日ごろの練習場でもある多摩川の4日間レース。水面特性はよくわかっているはず。1月31日からの男女混合戦で何か、飛躍のきっかけをつかむ可能性に期待したいものだ。

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