レースリポート
小芦るり華が初優勝! 2023年は女子初Vラッシュの予感 徳山オールレディース
2023.01.09
モーニングの徳山オールレディース(1月4日~9日開催)が終了した。1着賞金105万円の優勝戦は1号艇の小芦るり華(佐賀25歳)【写真3枚】がイン逃げで制してデビュー初優勝。2着に4号艇の高橋淳美(大阪)、3着に3号艇の高石梨菜(東京)が入り、3連単1-4-3で2670円の11番人気決着となっている。
勝った小芦るり華は2016年5月デビューの118期生。デビュー期にF3があり、半年間のF休みと半年間のあっせん保留で計1年間(2016年11月~2017年10月)も走れない時期があるなど新人時代は苦難の日々だった。しかしそこから立ち直って徐々に成績を上げ、昨年あたりから才能が本格開花。2022年5月の唐津オールレディースでデビュー初優出を飾るなど、しばしば優勝争いを沸かせる存在となってきた。そして迎えた2023年初戦の徳山オールレディースで、通算4回目の優出を果たしてデビュー初V。優勝戦で見せた隙のないイン逃げは、さまざまな苦難を乗り越えてきたからこそなせる冷静な立ち回りだった。
女子レーサーのデビュー初Vは昨年10月の清埜翔子以来。最近1年間では6人目になる。
【女子レーサーの初優勝(最近1年間)】
2022年1月19日 倉持 莉々(徳山男女ダブル戦)
2022年5月16日 前田 紗希(江戸川ヴィーナスシリーズ)
2022年6月28日 今井 裕梨(桐生ヴィーナスシリーズ)
2022年9月17日 戸敷 晃美(常滑ヴィーナスシリーズ)
2022年10月16日 清埜 翔子(住之江ヴィーナスシリーズ)
2023年1月9日 小芦るり華(徳山オールレディース)
女子レース界を見渡すと、實森美祐(10優出0V)、高憧四季(8優出0V)、西岡成美(6優出0V)、中村かなえ(5優出0V)、清水愛海(2優出0V)などいつ初Vを飾っても不思議ではなさそうな若手選手が多数いる状態。小芦の初優勝で幕を開けた2023年シーズンは、女子レーサーの初Vラッシュが起こりそうな気配十分だ。