レースリポート
QCシリーズ戦の優勝戦は波乱多発も今年は渡邉優美か 住之江
2022.12.30
住之江でのG3クイーンズクライマックスシリーズ戦(12月26日~31日開催)は30日、5日目が終了。31日の大みそかに行われる優勝戦(優勝賞金200万円)のメンバーが決まった。
<住之江 最終日 11R シリーズ戦 優勝戦>
1号艇 渡邉 優美(福岡) 今年1コース1着率81%
2号艇 金田 幸子(岡山) 今年2コース1着率32%
3号艇 西岡 成美(徳島) 今年3コース1着率25%
4号艇 清埜 翔子(埼玉) 今年4コース1着率18%
5号艇 宇野 弥生(愛知) 今年5コース1着率11%
6号艇 落合 直子(大阪) 今年6コース1着率0%
※()内は支部
予選1位の大瀧明日香と予選2位の清水愛海がいずれも準優でイン戦3着に終わって敗退する波乱。予選3位から準優でイン逃げを決めた渡邉優美(福岡30歳)【冒頭の写真】がポールポジションを手にした。渡邉は今年インで57戦46勝の1着率81%という女子トップクラスの成績。圧倒的な人気を背負っての優勝戦1号艇となりそうだ。
ただ一筋縄ではいかないのがシリーズ戦の優勝戦だ。シリーズ戦は過去10大会行われているが、優勝戦1号艇は5勝5敗とやや苦戦気味。特に最近5大会では1勝4敗と大きく負け越しており、2017年は3連単6万9660円、2019年は3連単3万3670円と高配当も飛び出している。
【QCシリーズ戦 歴代優勝者】
2012年 池田 浩美(静岡) 1コース逃げ
2013年 山下 友貴(静岡) 2コース抜き
2014年 中谷 朋子(兵庫) 1コース逃げ
2015年 平山 智加(香川) 1コース逃げ
2016年 川野 芽唯(福岡) 1コース逃げ
2017年 廣中智紗衣(東京) 3コースまくり
2018年 塩崎 桐加(三重) 4コースまくり
2019年 平田さやか(東京) 5コース差し
2020年 海野ゆかり(広島) 1コース逃げ
2021年 松尾 夏海(香川) 2コース差し
今回も2~6号艇に多彩なメンバーがそろっているだけに目が離せない。特に気になるのが中枠の2人だ。3号艇の西岡成美(徳島26歳)【写真上】は今年3コースで11勝しており、内訳はまくり7本、抜き2本、まくり差し1本、恵まれ1本という速攻派。4号艇の清埜翔子は今年4コースで9勝しており、内訳はまくり8本、恵まれ1本とこちらも速攻派だ。どちらかがまくりを狙って攻め込む可能性が高いだろう。
そうなれば外枠の2人にも展開を突くチャンスがある。誰か勝っても不思議ではない好番組だ。