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(C)BOATRACE

住之江クイーンズクライマックス開始 12番目で滑り込んだ堀之内紀代子がすべて出し切る!

2022.12.28

いよいよきょう28日、プレミアムG1のクイーンズクライマックスが住之江で始まる。
30日までがトライアル、大みそかが優勝戦だ。

11月末のレディースチャレンジカップでギリギリ12番目のイスをゲットしたのは堀之内紀代子【写真2枚】。賞金ランキング13位の落合直子との差はわずか1万6500円だった。
8月末の時点では18位だったが、9月以降大活躍し急浮上した結果だった。
9月の鳴門ヴィーナスシリーズから前節の宮島男女ダフル優勝戦までの9節で4優出1優勝。予選をクリアできなかったのはレディースチャレンジカップのみという安定ぶりだった。

(C)BOATRACE 堀之内紀代子

「攻めたい気持ちが強すぎて内側に寄って行ってしまうクセがあります」と自戒していたのは10年ほど前。以降、自己を改革する挑戦を続けてきた。
そのひとつが2コースの戦い方。決め打ちをせず冷静に状況判断するよう心掛けてきたのだ。
その結果、A2とB1を行き来していた成績がA2とA1のそれに変貌する。

攻める気持ちを持ちながら攻め過ぎない堀之内紀代子の誕生である。

しかし、これで完成ではなかった。
近況チルトを跳ね、伸びで勝負するスタイルに挑戦中である。
9月の蒲郡ヴィーナスシリーズでは伸び型モーターを相棒にチルト3度を採用。まくりを5発(6コースまくり2本、5コースまくり3本)決めている。
さらに、10月のびわこオールレディースではすべてチルト1度で戦い抜き、11戦9勝のピンラッシュで優勝したのだ。
以降も、11月の児島オールレディース準優でチルト3度を駆使、6コースまくりを決めている。

「守りにいくとレースのスケールが小さくなるので、意識し過ぎないでいつも通り伸び伸び走りたい」とは本人のことば。
およそ10年前から取り組んできた「レーススタイルを変化させる」ための挑戦の成果を住之江で披露することになる。
前検日は試運転を重ねた末、「チルト1.5度」(住之江でできる最もモーターを跳ねた状態)を示唆した堀之内紀代子。トライアル1回戦は12Rの6号艇。楽しみでならない。

(C)BOATRACE

いよいよ始まるクイーンズクライマックスのトライアル。その模様はボートレース公式YouTubeで配信される。スタートは15時の予定だ。

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