レースリポート
住之江QCシリーズ戦、きょう開幕! ドリーム1号艇の落合直子が活躍誓う!
2022.12.26
クイーンズクライマックスシリーズ戦がきょう26日、住之江で開幕する。賞金ランキングベスト12入りできなかったメンバーの戦いだが、以下のとおり、選考締切の11月27日時点では、その差わずかで涙をのんでいる。
12位 堀之内紀代子 2715万1500円
13位 落 合 直 子 2713万5000円
14位 渡 邉 優 美 2707万3000円
15位 日 高 逸 子 2677万0500円
競技者がいかに厳しい世界で戦っているかが分かる。落合直子の場合、選考対象となるレース数は241。そのどこかのレースで着順が1つ違っていたらボーダーをクリアしていたのである。
きのう25日、京都・都大路では全国高校駅伝が行われ各都道府県代表校が日ごろの成果を発揮したが、男子42.195キロ7区間、女子21.0975キロ5区間という長い距離で競い合いながら、入賞できるか否かはほんの少しの差でしかない。
たとえば、長野東高校が優勝した女子の場合、8位入賞の興譲館高校(岡山)のタイムは1時間9分34秒、残念ながら9位で入賞はならなかった順天高校(東京)は1時間9分43秒である。その差9秒は約50メートルだ。繰り返すが21キロ以上走ってきての微差である。
競技とはそういうもの。その過程を思えばこそ競技者への敬意が自然に湧いてくる。
その厳しさを最も身に刻んだ落合直子【写真2枚】は、「(2号艇の)渡邉優美選手には伸びられ気味でしたが、ターンは悪くなくて乗れる感じ…」と前検日に話している。
あとは独特な調整感覚が求められる住之江に対応することが第一。「初日(上図参照)は1走なので本体の整備も考えます」とできることを積み上げる方針である。
元来、接戦に強くしぶとさを持ち味としてきた落合直子。リズムを崩し接戦負けを繰り返した影響でB級落ちも経験したが、いまは完全に復調している。
さらに、今年1月からの1コース1着率は83%。信頼に値するのはいうまでもない。初戦・ドリーム戦から大いに注目である。