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2022年ラストの女子レース開幕!ドリームは渡邉優美 住之江QCシリーズ戦

2022.12.26

 ボートレース界は、年末に女子No.1を決める戦いが行われる。優勝賞金1500万円のプレミアムG1「クイーンズクライマックス」(QC)が、28日から開催されるが、それに先行する形でG3「クイーンズクライマックスシリーズ戦」(優勝賞金200万円)が26日から31日まで、大阪市のボートレース住之江で行われる。

 惜しくもQC(女子賞金ランク1~12位)に出場できなかった42人(13位以降、鎌倉涼と谷川里江は欠場)が、住之江の大みそか決戦に集結した。なお、今節は1Rスタート展示が11時10分、最終12Rは17時40分の締め切り予定となっている。

 初日は賞金ランク13位以降の上位6人(11月27日時点)によってドリーム戦【冒頭の写真6人】が行われる。メンバー、枠番、今年の獲得賞金(12月25日時点)は次のとおり。

<住之江 初日 12R ドリーム戦>
1枠 落合 直子(大阪支部)2817万円
2枠 渡邉 優美(福岡支部)2989万円
3枠 日高 逸子(福岡支部)2938万円
4枠 海野ゆかり(広島支部)2691万円
5枠 金田 幸子(岡山支部)2628万円
6枠 宇野 弥生(愛知支部)2630万円

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 6人の中で近況、勢いが一番いいのは渡邉優美【写真上】だ。10月の浜名湖で優出(3着)してから住之江、丸亀(ともにヴィーナスシリーズで優出2着)と3節連続優出。さらに2節前の芦屋オールレディースは優勝と、秋から冬にかけてパワー出しはもちろん、レースの切れも出てきた。リズム良く臨む今節は、19号機を手にした。2回前の11月に、松尾拓が軽快な行き足を生かして優出(4着)。2連対率34.7%ながら、素性は悪くない。さらに、初日はレース開催中の気温が7度前後で、冬場特有のホーム追い風が2~3メートル吹きそう。いかにも、差し向きの水面で、2枠から臨む渡邉優美にコースも向きそう。鋭いターンで差し抜けるか。

 ドリーム組のモーターを比較すると、日高逸子の駆る55号機だけ優勝実績がある。10月に清埜翔子、前沢丈史と続けて優勝。その後も11月G1高松宮記念で岡祐臣が準優3着、続く田中辰彦も予選を突破して出足、回り足が力強い。グレートマザーの攻めが侮れない。

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 予選組では、清埜翔子【写真上】と佐々木裕美【写真下】が楽しみだ。清埜は当地の10月ヴィーナスシリーズで、デビュー後10年での初優勝。相性のいい水面で、再び期待が集まる。今節ゲットした28号機は、9月以降から乗り手を問わず、確かなパワーが光る。初日3、10Rは見逃せない。

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 また、佐々木が手にした52号機は、ここ2回が伸び重視の仕上げが目立つ。前検は6秒69の前検1番時計をマークし、攻撃派の佐々木向きともいえそうだ。こちらは4、10Rの2回乗りで登場する。

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